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佐藤駿、会見で元気な姿「心配をおかけした」 全日本フリー後に過呼吸で医務室へ搬送「僕は大丈夫」

THE ANSWER / 2024年12月23日 9時10分

世界フィギュア日本代表に選出され、一夜明け会見に登場した佐藤駿【写真:中戸川知世】

■世界フィギュア日本代表が一夜明け会見

 来年3月に行われるフィギュアスケート世界選手権(米ボストン)の日本代表選手が23日、大阪・東和薬品RACTABドームで一夜明け会見を行った。22日まで同会場にて行われていた全日本選手権で優勝した鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)、坂本花織(シスメックス)らが登壇。21日の演技後に医務室に運ばれていた佐藤駿(エームサービス・明大)も元気な姿を見せた。

 佐藤はショートプログラム(SP)6位で迎えた21日のフリーで、148.90点。演技後は過呼吸のような症状で医務室に運ばれ、取材を受けることができなかった。全日本選手権は7位だったものの、グランプリ(GP)ファイナル3位などの実績から世界選手権代表に選出された。

 佐藤は会見で「まず初めて世界選手権に出場できて嬉しく思う。全日本選手権で悔しい結果に終わってしまったので、世界選手権では笑顔で、最後まで全力で滑り切りたい。(26年五輪の)枠もかかってくるので、表彰台を目指して頑張っていきたい」と話した。

 22日の代表入りの一報はホテルで確認。「緊張してしまって、ケータイを見ては閉じて、ケータイを見ては閉じてを繰り返し、ずっと更新を押しながら待機していた」と苦笑い。「ファンの皆さんにも心配をおかけしたと思う。僕は大丈夫なので、世界選手権でいい演技ができるように頑張りたい」と話した。

 3月の世界選手権は、26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪の枠取りがかかる重要な大会になる。「アピールポイントは高難度ジャンプ。自分らしいジャンプをできるように頑張りたい」と話した佐藤は、ミラノ五輪への想いを聞かれ「まだ足りない部分がたくさんある。出場することが出来たら、いい結果を残せるように。目先の試合を一つ一つ頑張っていきたい」と話した。

 男子は全日本初優勝で内定していた鍵山が1枠目。選考基準である2位のジュニア16歳・中田璃士は年齢制限で出場資格がなく、残り2枠が混戦模様だったが、佐藤とともに、初出場となる壷井達也が滑り込んだ。

 女子は大会4連覇で内定していた坂本花織が1枠目。男子と同じく2位のジュニア16歳・島田麻央は出場資格がなかったが、GPファイナル2位の千葉百音と今大会3位の樋口新葉と今季実績十分の2人が順当に選ばれている。(THE ANSWER編集部)

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