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五輪金メダリストの2個下妹が圧倒的強さでV「ロスは絶対」 階級変えたレスリング清岡もえの自信

THE ANSWER / 2024年12月23日 11時53分

女子53キロ級で優勝した清岡もえ【写真:編集部】

■レスリング全日本選手権

 レスリングの全日本選手権最終日が22日、東京・代々木第二体育館で行われ、女子53キロ級で清岡もえ(21=育英大)が優勝した。パリ五輪男子フリースタイル65キロ級で金メダルを獲得した清岡幸大郎(23=三恵海運)の妹で、今年10月の非五輪階級世界選手権で実施された55キロ級のチャンピオン。28年ロサンゼルス五輪での金メダル獲得を目指して階級を変更し、圧倒的な力を見せた。

 五輪王者の兄に見守られ、危なげなく勝ち上がった。初戦を10-0のテクニカルスペリオリティーで突破すると、準決勝も優勢に試合を進めて3-0。弓矢紗希(日体大)との決勝も次々とポイントを重ねて9-0で快勝し「1試合目から集中できた。試合ごとに調子を上げて、決勝が一番よかった」と満足そうに振り返った。

 パリ五輪出場を目指したが、昨年6月の全日本選抜53キロ級決勝で藤波朱理(日体大)に0-10で完敗して叶わなかった。それでも、育英大の先輩でもある女子57キロ級の桜井つぐみ(育英大助手)の練習パートナーとして同行。兄や桜井らによる金メダルラッシュを目の前で見た。

「うれしい気持ちはあったけれど、自分が出られなかった悔しさが大きかった」と明かした正直な思い。それでも「身近な先輩の金メダルを見て、自分も不可能ではないと思った。すごく刺激になりました」と話した。

 55キロから53キロへの転向。「2キロしか違いはないけれど、体の大きさとかスピードとかは違う」と実感する。スピードが増した分、得意の高速タックルもキレが増した。「動きから軽くなり、自分のいいところが出せた」と、この階級での戦いに自信をのぞかせた。

 五輪でも圧倒的な力を示した藤波はロス五輪を57キロ級で狙うことを公表している。ロス五輪への高い壁はなくなったが「藤波さんのことは関係なく、53キロ級が自分にはベスト」。そして「今回出場した選手に加えて、これから強い選手も増えてくるはず。その中で1番になれるように、さらに強くなりたい」と言い切った。

 パリ五輪代表の多くが欠場した今大会。男女30階級のうち13階級で大学生以下の選手が優勝するなど、ロス五輪に向けて多くの若手選手が飛び出した。「ロスへのスタートとして、優勝は達成したかった。パリには行けなかったので、ロスには絶対に行きたい」。清岡の視線の先にはロスでの「兄妹金メダル」がある。(荻島弘一)(THE ANSWER編集部)

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