「スラムダンクでもこんなシーンない」 全国大会で4人になってしまった高校生の奮闘に感動の声【ウインターカップ】
THE ANSWER / 2024年12月25日 12時3分
■部員6人の和歌山南陵、留学生帰国→全国大会で退場と次々に試練が
追い詰められた高校生アスリートが、それでも諦めずにプレーする姿がX上で感動を呼んでいる。バスケットボールの第77回全国高校選手権「SoftBank ウインターカップ2024」で23日に行われた男子1回戦での光景だ。和歌山南陵は3年生5人だけでの出場。ファウルアウトで1人減ってしまうという事態が発生し「スラムダンクでもこんなシーンない」「ヤバい泣ける」とコメントが寄せられた。
和歌山南陵は1回戦で県立長崎工と対戦し64-80で敗れた。同高は経営難などから2年前に新規の生徒募集を停止しており、部員はたった6人。さらに今大会の1か月前には、帰国しているナイジェリアからの留学生が出場できないとわかった。
「5人というのを言いわけにしたくない」と意思統一して迎えた大会でも試練は続く。この試合の第4クォーター残り6分42秒、52-54と接戦を演じていたところで、自陣リング下で体を張った紺野翔太(3年)に5つ目のファウルが宣告され試合から退いた。それでも主将の二宮有志(3年)は「4人になっても試合はまだ終わっていない。必ず勝機はある」と1人少ない状況になっても部員を鼓舞し続けた。
日本バスケットボール協会が、Xの高校バスケ専門アカウントで公開したのはこの試合の1シーン。「5人で挑んだ和歌山南陵。残り6分42秒、ファウルアウトでコート上は4人に」と記し、黒のユニホームの和歌山南陵が4人で戦う映像を公開した。
ファンからは「ヤバい泣ける。凄いな よく頑張った」「これはかっこよすぎる!」「控えなし、途中から4人。スラムダンクでもこんなシーンないじゃないですか。涙腺崩壊ですよ」「よくがんばったなぁ。努力が滲み出てる」などと感動した様子のコメントが書き込まれていた。さらに「映画化してー」「漫画でも見たことない。健闘に拍手!」などと驚く声も書き込まれた。(THE ANSWER編集部)
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