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那須川天心、2.24に前世界王者マロニーと激突 「キャリアは何倍も上。世界に通用するかわかる試合」

THE ANSWER / 2024年12月27日 12時0分

都内で会見を行った那須川天心【写真:中戸川知世】

■Amazonプライムで生配信

 ボクシングの帝拳プロモーションは27日、都内で会見し、2月24日に東京・有明アリーナでダブル世界戦と、WBOアジアパシフィック(AP)バンタム級王者・那須川天心(帝拳)のボクシング転向6戦目を開催すると発表した。那須川は前WBO世界同級王者ジェイソン・マロニー(オーストラリア)と対戦。WBC世界同級王者・中谷潤人(M.T)の3度目の防衛戦、WBA世界同級王者・堤聖也(角海老宝石)の初防衛戦も組まれた。この日は各選手が会見に出席。興行はAmazon プライム・ビデオで生配信される。

 那須川はバンタム級のノンタイトル10回戦となり、相手はマロニー。2020年10月に井上尚弥に敗れたが、その後に世界王座に就いた強敵だ。初防衛に成功後、今年5月に武居由樹に判定負けで王座陥落。今回が再起戦となる。戦績は26歳の那須川が5勝(2KO)、34歳のマロニーが27勝(19KO)3敗。那須川は会見で力を込めた。

「前回はタイトルを獲ったけど、その意識はしていない。前回できなかったこと、まだまだ課題が見つかったのでその修復。一つひとつのパーツは成長できている。それを繋げたり、距離の修正をしたりそこを毎日徹底して稽古しています。

 相手は印象は綺麗な選手。なんでもできるバランスの取れた選手。僕がボクシングをやって初めて名前がわかる選手。今までは知らないけど強い選手。今回はボクシングをあまり知らない人も興味のある選手。日本人とも試合をしている選手なので、そこと比べられるので、その闘いもあるのかなと」

 那須川は格闘技戦績47戦全勝(キックボクシングは42戦)でボクシングに転向し、10月の前戦で大差判定勝ち。転向5戦目で初挑戦だった地域タイトルを獲得した。世界ランクはWBA2位、WBC3位、WBO7位につけ、陣営は来年秋頃のプロ8~10戦目に世界初挑戦することを想定してきた。

「対策は特にしていない。キック時代からそうですが、この相手だからこうするとかはない。自分よりキャリアが何倍も上だけど、言っていられない。自分が世界に通用するか、しないかわかる試合になる。やっとベルトが見えてきた。ここは落とせない一戦。来年は世界に挑むことになるので、今まで以上に一番の勝負になる。見ている人も、自分もワクワク。下から上がることはキック時代にない。僕より強いと言われる選手がたくさんいる。自分の中でも挑戦。当たり前にしっかり勝ちたい。2025年の一発目。革命の狼煙を上げます」

 中谷は28勝(18KO)のダビド・クエジャル(メキシコ)と対戦。全勝対決となる。中谷は10月の前戦で同級1位ペッチ・ソー・チットパッタナ(タイ)に6回TKO勝ち。世界で最も権威のある米専門誌「ザ・リング」の階級を超えた格付けランク「パウンド・フォー・パウンド(PFP)」は9位につけ、2位の世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥に次ぐ世界的な評価を受ける。PFP1位の夢を叶えるべく、かねて井上戦を希望。実現に向けて今回も負けられない一戦となる。

 バンタム級の他3つの世界王座はWBAに堤聖也、IBFに西田凌佑、WBOに武居由樹が就き、日本人が独占している。堤は初防衛戦を実施し、元WBC世界フライ級王者でWBA世界バンタム級7位・比嘉大吾(志成)と初防衛戦を行う。戦績は29歳の堤が12勝(8KO)2分け、29歳の比嘉が21勝(19KO)3敗1分け。2人は過去に対戦し、引き分けだった。(THE ANSWER編集部)

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