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留学生に頼らず目指す日本一 大阪薫英・的場梨緒が187cmと対峙して感じた“壁”「もっとうまく…」【ウインターカップ】

THE ANSWER / 2024年12月28日 7時13分

大阪薫英女学院の的場梨緒【写真:(C)SoftBank ウインターカップ2024】

■SoftBank ウインターカップ2024

 バスケットボールの第77回全国高校選手権「SoftBank ウインターカップ2024」は27日、東京体育館で女子準決勝を行い、7年連続37回目の出場となる大阪薫英女学院(大阪)は慶誠(熊本)に65-78で敗れ、悲願の初優勝には届かなかった。慶誠の得点源になっている身長187センチのロー・ジョバ(3年)と対峙したのは、174センチの的場梨緒(2年)。留学生を抱えるチームに負けない戦いを目指してきたが、文字通り壁は高かった。

「相手の0番にやられすぎないように」。的場は、試合前に安藤香織監督から与えられたタスク通り、ジョバに対してタイトにしぶとく当たり続けた。13センチの身長差も恐れずに体をぶつけたが、今大会屈指のスコアラーは手強かった。40得点、25リバウンドを許し、「全然止められなかったし、シュート前のファウルをもっとうまく使わなきゃと思った」と悔しさを露わにした。

 自身は24分24秒の出場で2得点、5リバウンド。昭和学院(千葉)との準々決勝では15得点、12リバウンドを奪った持ち味を、逆に消されてしまう結果となった。「自分がもう少しシュートを決められていたら、違ったのかな」。試合後は反省ばかりが口をつく。

 大型の留学生が全盛となっている高校バスケ界で、大阪薫英女学院にはひとりもいない。それは安藤監督が、留学生に頼らず日本一を目指すというスタイルにこだわっているからだ。的場もそんな目標にひかれた一人で「言い方は悪いかもしれないが、留学生がいたらそこに集めたら勝てるみたいなところがある」と、高さとパワーに頼る戦い方に対抗心を燃やしてきた。

 チームがモットーに掲げてきたのは「全員バスケット」「限界突破」だ。的場にはまだ高校バスケでの時間が1年残されている。強みを磨き上げて、来年こそ頂点に立ってみせる。(THE ANSWER編集部)

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