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京都精華学園がウインターカップ3連覇 2年連続3冠の快挙、監督は感無量「寿命をありがとう」【女子決勝】

THE ANSWER / 2024年12月28日 12時34分

3連覇を果たし、優勝トロフィーなどを手に笑顔で撮影に応じる京都精華学園【写真:(C)SoftBank ウインターカップ2024】

■SoftBank ウインターカップ2024女子決勝

 バスケットボールの第77回全国高校選手権「SoftBank ウインターカップ2024」は28日、東京体育館で女子決勝が行われ、京都精華学園(京都)が慶誠(熊本)に59-54で3連覇を果たした。インターハイとU-18トップリーグも制しており、2年連続で高校3冠の快挙。熊本勢初の決勝進出を果たした慶誠は悲願の優勝はならなかった。

 第1クォーター(Q)残り8分17秒、慶誠が陽本麻生(3年)の3ポイントシュート(3P)で先制。京都精華学園も橋本芽依やユサフ・ボランレ・アイシャット(ともに3年)を中心に反撃し、第1Qを18-13とリードした。第2Qは慶誠がロー・ジョバ(3年)を起点に加点するが、京都精華学園もンガルラ・ムクナ・リヤ(1年)がインサイドで奮闘。京都精華学園の35-30で前半を終えた。

 後半は京都精華学園が主将・林咲良(3年)の3Pで先制。慶誠も陽本の3P、ジョバのアンドワンなどでくらいついた。48-45と京都精華学園リードのまま最終第4Qに突入。慶誠の大黒柱ジョバが5つ目の反則でファウルアウトとなった。京都精華学園が残り51秒で2点差に迫られたが、最後は振り切った。

 京都精華学園の山本綱義監督は優勝後のコートインタビューで「苦しい戦いだった。このチームは去年と違って勝ち上がっていくには難しいチームだと多くの人に見られていたし、私もそう思っていた。インターハイもトップリーグも僅差、僅差。苦しい展開の中で、試合ごとに結束が強くなった。寿命が3年ほど縮んだが、優勝したことで5年、長生きできる。子どもたちに感謝です。寿命をありがとう」と感慨深げに語った。

 京都精華学園は夏のインターハイ、秋のU-18トップリーグも制し、2年連続の高校3冠を達成。U-18トップリーグは7戦6勝だったが、唯一黒星をつけられた相手が慶誠だった。ウインターカップ決勝の舞台で雪辱を果たした。

 橋本は「とても嬉しい。日本一になるためにチーム一丸となって戦ってこれた最高のチーム」と笑顔。ベンチ外の部員について聞かれると、目を潤ませながら「とても支えになった」と感謝した。「これからの人生で最高の思い出の一つになる」と優勝に感激。チームメートに向かって「みんな最高です!」と絶叫すると、仲間から歓声が沸いた。(THE ANSWER編集部)

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