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シングルマザーの人生を変えた「本気」 2児の子育てと両立、30歳から飛び込んだビキニ界で「次は世界一」

THE ANSWER / 2024年12月30日 5時53分

廣中れな【写真:中戸川知世】

■今年反響が大きかった選手をピックアップ ビキニフィットネス・廣中れな

 近年、日本で人気が高まっているボディビル・フィットネス界は世界選手権が今月、東京で開催されるなど一段と盛り上がるシーズンとなった。各種大会を取材した「THE ANSWER」は今年、コンテストで特に反響が大きかった選手をピックアップ。今回はビキニフィットネスの廣中れなだ。

 10月6日、階級無差別で真のフィットネス日本一を決める「JBBFフィットネス・グランド・チャンピオンシップス」の舞台に立った。34歳の廣中はビキニフィットネスで4位入賞。妖艶な雰囲気をまとい、堂々のステージングを披露した。「やることはすべてやりました。調整やポージングがうまくいかなかったら悔いが残るかもしれないけど、全部出し切った結果なので、すごくすっきりした気持ちです」と清々しく振り返った。

 小4と小1の子ども2人を育てながらの競技生活。「ママ、頑張って」といつも応援してくれている。競技を始めたのは30歳。シングルマザーでもあり、当初は両親に反対をされた。「1年だけチャンスを下さい」と頼み込み、競技生活はスタート。「仕事は続けて子供たちに苦労をかけないようにするからと。そこからちょっとずつ積み重なり、大会で結果が出るようになって『れなは本気なんだ』と認めてくれて、今がある」。支えてくれる家族に感謝は尽きない。

 競技を始めた時は貯金をはたいてジムに入会し、トレーナーの仕事をしたが、アルバイト状態で収入は少ない。食費も厳しい時期があった。ただ、今や国内トップのビキニフィットネス選手となり、大会のゲストや審査員などに呼ばれるほどになった。この競技を通して、一人の女性として表現したい姿がある。

「私はシングルマザーですが、ビキニフィットネスには公表していないだけで同じ境遇の方も結構いらっしゃいます。この競技はお子さんがいなくて、独り身の方が時間と余裕があってできる……という敷居が高いイメージがあるけど、全然そんなことはない。実際、離婚してシングルマザーでも輝ける、這い上がれることを私が公表することで、ビキニじゃなくて、趣味や仕事、なんでもいいので頑張ってみようと、ちょっとでも勇気になってくれたら一番うれしいです」

 そして、12月に東京で行われた世界選手権では169センチ以下級で3位に。世界の大舞台で銅メダルを獲得した。「全ての皆様に感謝です 東京でもまたたくさんの出会いがある、仲間ができ、約束していた人とも再会し、約束を果せました 次の目標は世界1一択です」とインスタグラムにつづった。

 本気で挑戦すれば、何歳からでも道は開ける。廣中れなは支えてくれるすべての人に感謝を忘れず、30歳で飛び込んだビキニフィットネスで世界一を目指す。(THE ANSWER編集部)

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