女子駅伝で驚異の快走、留学生ワンジルが首位で繋ぎたかった4年生「桃奈さん」　36秒差逆転で襷

THE ANSWER / 2024年12月30日 15時41分

四元桃奈（左）にトップでタスキを渡すサラ・ワンジル【写真：産経新聞社】

■富士山女子駅伝

　全日本大学女子選抜駅伝（富士山女子駅伝）が30日、静岡の富士市と富士宮市の7区間43.4キロで行われた。5区では大東大のサラ・ワンジル（2年）が33分45秒で区間賞を獲得。インタビューでは先輩想いの一面も見せた。

　トップと36秒差の3位でタスキを受けたワンジル。最長10.5キロの5区で序盤から長いストライドで快走。上位2校との差をつめると4キロ手前で一気に首位に出た。区間新とはならなかったものの堂々の走り。2位の日体大に26秒差をつけ、先輩・四元桃奈（4年）にトップで繋いだ。

　フジテレビ系列で中継された今大会。区間賞インタビューでは日本語で対応し、「ありがとうございました」「去年よりちょっと上がりました」とタイムに満足した。「大好きな桃奈先輩にトップで渡しましたね」と聞かれると「今日の目標は桃奈さんにトップでタスキを渡すことでした」と明かし、「桃奈さん、ラスト頑張ってください」と走る四元にエールを送っていた。

　ケニアからの留学生ワンジルが奮闘した大東大は2時間23分47秒の2位。立命大が2時間21分09秒の大会新で優勝した。（THE ANSWER編集部）