「涙なしには見られない」 箱根でシード分けた「11秒差」…守った東洋大アンカーの様子にもらい泣き
THE ANSWER / 2025年1月4日 13時33分
■シード権争いは稀に見る大混戦
第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)は3日、神奈川県の箱根・芦ノ湖をスタートし東京・大手町までの復路109.6キロで争われ、青学大が総合10時間41分19秒の大会新記録で2年連続8度目の総合優勝を果たした。10位以内に与えられる来年のシード権争いはゴール直前まで大混戦。9位に滑り込み、継続中では最長となる20年連続の獲得となった名門・東洋大のアンカーの言葉に、X上のファンからは「もう号泣です」「4年生を慕ってていいチーム」といった声が上がっている。
9区から10区へのタスキリレーの順位は8位東洋大、9位帝京大、10位順大、11位東国大。その差はわずか32秒だった。10区の6キロ付近で東国大が前の3チームに追いつき、ダンゴ状態。残り1キロ付近からのスパート合戦でまず東国大が抜け出し、東洋大、帝京大がシード圏内でゴール。7秒遅れた順大が11位でシードには届かなかった。
同日午後6時から日本テレビ系で生放送された「完全密着!箱根駅伝」では順大とは11秒差の9位に滑り込んだレース後の東洋大アンカー、薄根大河(2年)をフォーカス。待機所に戻ると座り込み震えた様子で「怖かった」と言って涙を拭った。最後の箱根を走れなかった石田洸介(4年)から「頑張ったもんね」と声をかけられると「ありがとう」。落ち着いた後に「シード権とかギリギリのラインでプレッシャーかかって本当にきつかったんですけど、それでも最後、4年生のためにという思いがあったんで、シード権とれてよかったです」と安堵の表情を見せた。
X上のファンからも「涙なしには見られない」「もう号泣です」「バスタオル1枚じゃ足りん」ともらい泣きの声が。さらに「4年生を慕ってていいチームなことが伝わりますね」「ラストランが叶わなかった石田くんの声かけに、色んな気持ちがこもってそうで涙出る。4年生ありがとう」など、上級生と下級生の絆に感動する声も広がっている。(THE ANSWER編集部)
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