箱根駅伝で違反行為の中国人に「恥ずかしいよ」 母国SNSでも批判殺到、車道で撮影は「過剰な自意識」

往路を1位でゴールした青学大・若林宏樹【写真：産経新聞社】

■選手と並走し撮影した「沈烏賊」に呆れ「国外でまで恥をさらすのは…」

　第101回東京箱根間往復大学駅伝競走（箱根駅伝）の往路で、中国人インフルエンサーが犯した違反行為に中国のSNSでも批判の声が上がっている。「国外でまで恥をさらすのはやめてほしい」「日本に行って恥ずかしいことをするのはやめてほしい」とコメントが集まった。

　事件が起きたのは2日、箱根の山登りとなる5区だ。青学大の若林宏樹（4年）が駆け上がる姿を、中国人インフルエンサーの「沈烏賊」が、車道に飛び出して並走するような形で撮影。その姿が日本でも動画で拡散された。

　大会を主催する関東学連は公式ウェブサイトで「車道上での応援は危険です。必ず歩道から応援してください」と呼びかけ、外国人が多いことを想定してか英訳も加えている。その上でのルール違反に、日本だけでなく中国のSNSでも批判が殺到。中国版Xの「微博（ウェイボー）」には様々なコメントが集まった。

「国外でまで恥をさらすのはやめてほしい」
「日本に行って恥ずかしいことをするのはやめてほしい」
「この過剰な自意識はどこから来るのだろう。選手たちの大切なレースまで自分自身のための舞台にして『パフォーマンス』をせずにはいられない。そのパフォーマンスで試合を妨害する」
「箱根駅伝はもうずっと見ているけれど、あんなふうに邪魔になる人は初めて見た。それがやっぱり中国人だった。国のために名誉なことをしてくれてありがとう。恥ずかしいよ」

　さらに「彼と彼の仲間は間違いなく、ラインを踏んだだけではなくラインを超えていた。そのうえ、選手と伴走しているとき、選手は何度も彼を見ていた。これでは選手のパフォーマンスに影響するだろう」と、選手の心情を思いやる声もあった。（THE ANSWER編集部）