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錦織圭、絶体絶命0-2に本音「諦めているところもあった」 4時間超え熱戦で大逆転勝ち「踏ん張れたのはお客さんのおかげ」【全豪OP】

THE ANSWER / 2025年1月12日 15時38分

全豪オープン、初戦に臨んだ錦織圭【写真:ロイター】

■全豪オープン

 テニスの全豪オープンが12日、オーストラリア・メルボルンで開幕した。男子シングルスでは世界ランク74位の錦織圭(ユニクロ)が登場し、同106位のチアゴ・モンテイロ(ブラジル)と対戦した。3-2(4-6、6-7(4)、7-5、6-2、6-3)で逆転勝ち。4時間を超える熱戦を制し、全豪OPでは6年ぶりに初戦突破した。試合後のインタビューでは「諦めている瞬間があった」と追い込まれた状況に本音を覗かせた。

 サウスポーのモンテイロを相手に、第1セットを落とした錦織。第2セットはキープ合戦となった。6-5とリードし、あと1ポイントまで追い詰めるも粘られ、逆にタイブレークの末、セットを連取されてしまう。

 第3セットは自らテンポよくキープし、相手のサービスゲームではブレイクまで追い詰めるも、あと1点が遠い展開に。それでも第11ゲームで初のブレイクに成功。そのまま7-5で取りきった。

 これで勢いに乗った錦織。第4セットは6-2で奪うと、ファイナルセットも優位に進め4時間6分の熱戦を制した。

 錦織は試合後にWOWOWのインタビューに登場。試合内容を問われると「(勝った)実感はない。途中までかなり覚悟はしていた。相手がよかったので、自分がめちゃくちゃ悪いわけではなかった。覚悟はしました。いい意味で、今日は相手がよかったと思える瞬間があって、諦めているところもあった」と話した。

 全豪の雰囲気については「めちゃくちゃ楽しかったですね。楽しいとか言ってられないですけど。最後のほうまでお客さんの声援が押してくれたところもあったので、気持ちが落ち始めているところでエネルギーがわいてこなかったので、踏ん張れたのは満員のお客さんのおかげもあったかもしれないですね」とファンの声援に感謝した。

 35歳の錦織が全豪OPに出場するのは4年ぶり11度目。過去4度ベスト8に進出している。先週行われた香港オープンでは準優勝していた。(THE ANSWER編集部)

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