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帝京大が史上初の2度目4連覇! 33-15、主将青木は個人V6に涙 早大は5大会ぶりVならず【ラグビー大学選手権】

THE ANSWER / 2025年1月13日 14時56分

全国大学選手権決勝、優勝トロフィーを掲げて歓喜する帝京大【写真:中戸川知世】

■全国大学選手権決勝

 ラグビーの全国大学選手権決勝が13日、東京・秩父宮ラグビー場で行われ、王者・帝京大が早大に33-15で勝利した。史上初となる2度目の4連覇を達成し、通算13度目の優勝は明大と並ぶ歴代2位。最多16度を誇る早大は5大会ぶりの日本一に届かなかった。

 先制は王者・帝京大だ。前半5分、主将のFL青木恵斗が右サイドで相手タックルをふっ飛ばす激走。会場をどよめかせ、オフロードパスから左に繋ぐと、最後はPR森山飛翔が先制トライを決めた。CTB大町佳生のゴールで7-0。同12分には左中央残り5メートルのラックから最後は青木が中央突破。相手3人を引きずりながら強引にトライへ持ち込み、主導権を握った。

 しかし、主将のHO佐藤健次を中心とする早大も0-14の前半15分、残り7メートルの左ラインアウトから中央へ。最後はFB矢崎由高がゴール右に飛び込み、7-14とした。攻撃時間を増やし、同24分に1年生SO服部亮太から最後はNO8鈴木風詩が左隅にトライ。同35分以降は自陣残り5メートルから猛攻を受けたが、固い防御で守り切り、12-14で折り返した。

 後半2分、帝京大はペナルティーゴール(PG)で14-15と逆転を許したものの、直後に森山がトライ。映像判定の結果、ボールが地面につけられておらず取り消されたが、再開直後の同5分にLO本橋拓馬の正真正銘のトライで逆転。ゴールも決めた。重厚なスクラムで優位に立つ帝京大。21-15の同27分、37分にもダメ押しトライを重ね、突き放した。早大が最後に意地の攻めを見せるも、33-15でノーサイド。青木は涙を見せた。

 昨年11月の対抗戦は48-17で早大が勝利。帝京大は前回大会で史上初となる2度目の3連覇を果たし、記録を更新する4連覇が懸かっていた。さらに両校主将は桐蔭学園高2、3年時に花園2連覇した元チームメイト。青木は高校から続く“個人6連覇”が期待されていた。

 早大は前回決勝に進んだ2022年度も帝京大と対戦し、20-73の決勝最多失点&最大得失点差の屈辱的大敗を喫した。今年のスローガンは「Beat Up(叩きのめす)」。日本一になった時だけ歌える第2部歌「荒ぶる」の大合唱を目指していた。(THE ANSWER編集部)

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