イチロー殿堂入りに古巣が日本語祝福も…「どうして満場一致じゃない」「それは罪」米から疑問噴出

イチロー氏【写真：Getty Images】

■米野球殿堂に先んじて発表

　野球殿堂博物館は16日、今年の殿堂入りメンバーを発表し、日米通算4367安打を残したイチロー氏を選出したと発表した。古巣のマリナーズはこれを日本語で祝福。海外ファンからも「銅像を作ってくれ」「よくやった！」と称賛の声が寄せられている。

　オリックスから米国に渡り複数球団で活躍したイチロー氏は、2019年にマリナーズを最後に現役引退。5年を経過した今年が、殿堂入り資格取得1年目だった。競技者表彰委員会・プレーヤー表彰部門において、有効得票数349票のうち323票を獲得し、得票率92.6％で見事殿堂入りとなった。

　この偉業に、イチロー氏が会長付特別補佐兼インストラクターを務めるマリナーズも反応した。チームの公式Xとインスタグラムはマリナーズ時代の背番号「51」をつけたイチロー氏が日本の国旗を背に、帽子を掲げる画像を公開。さらに「史上最高と言える選手の一人　イチロー選手、日本野球殿堂入りおめでとうございます」と粋な日本語でレジェンドを祝福した。

　海外ファンからは「よくやった、イチロー！」「T-モバイル・パークの外に彼の銅像を作ってくれ」「次はMLBの野球殿堂入りだな」「レジェンドだ」「彼は私のヒーローだ。おめでとう！」などと称賛の声が寄せられた一方で「もし満場一致ではないならば、それは罪だ」「狂っている、どうして彼が満場一致じゃないんだ」と満票での殿堂入りではないことに疑問を呈するコメントも多く集まっていた。

　イチロー氏は21日（日本時間22日）に発表となる米国の野球殿堂でも今年から投票対象となり、満票選出なるか注目を集めている。（THE ANSWER編集部）