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NBA知る渡邊雄太も「衝撃受けた」Bリーグの急成長 目標は世界2位、球宴で感じた日本バスケの可能性

THE ANSWER / 2025年1月20日 11時33分

球宴でダンクシュートを披露した渡邊雄太【写真:中戸川知世】

■りそなグループ B.LEAGUE ALL-STAR GAME WEEKEND 2025 IN FUNABASHI

 バスケットボールのBリーグオールスターが19日まで2日間、千葉ジェッツの本拠地ららアリーナ東京ベイで開催された。連日1万人近くのブースターが集結。初日終了後には、米プロバスケットボール(NBA)と世界初の戦略的提携の基本合意が発表されるなど、Bリーグは創設9季目で著しい成長を見せている。NBAから今季千葉Jに移籍した渡邊雄太も、日本バスケの明るい未来に目を輝かせた。

「11年でこんなに変わるんだと衝撃を受けている」

 今季からBリーグに加入した渡邊が唸った。チケットは2日とも予定販売数に即到達。昨年4月竣工の新アリーナには計1万9054人が集まった。グッズ売り場には開場前から500人を超える行列。2013年に尽誠学園を卒業後、昨年まで大学、NBAとずっと米国を主戦場としてきた渡邊は「日本のバスケがメジャースポーツになってきた」と肌で感じた。


オールスターに出場した渡邊雄太と比江島慎(右)【写真:中戸川知世】

 創設9季目のBリーグは18日、NBAと世界初の戦略的提携の基本合意に達したと発表。エリート育成のため、Bリーグのチームや選手がNBA、NBA Gリーグのイベントに参加する機会を創出することなどを企図する。長年日本代表を牽引し、豪州やNBAサマーリーグで海外挑戦経験もある比江島慎(宇都宮)は「ついにそこまで日本バスケ界も注目してもらえるようになったか」と感慨深げに頷いた。

 世界最高峰NBAに次ぐ世界2位を目指すBリーグは、2030年までにNBA選手を5人輩出する目標を掲げる。今季、河村勇輝がグリズリーズでデビューして第1号に。比江島は「バスケの質は年々間違いなく上がっている。外国籍選手の質も明らかに上がり、それと同時に日本人の質も上がっている。これを継続していけば、河村選手みたいにNBAに挑戦できる環境も整う」とさらなる発展を期待した。


オールスターに出場したマット・ボンズ【写真:中戸川知世】

 目覚ましい成長は外国籍選手の目にも明らかだ。フランスやベルギー、豪州などを渡り歩き、2020年からBリーグでプレーする米国出身のDJ・ニュービル(宇都宮)は「世界が日本のバスケに一目置き始めている」と証言。同じく米国出身でデンマーク、フランスを経て日本で6季目となるマット・ボンズ(大阪)も「来日当初からレベルがかなり上がり、タフなリーグになった」と実感している。

 欧州と比べてより速く、展開が激しい日本バスケに外国籍選手のフィジカルが加わり、競技力を高めてきたBリーグ。昨季のB1、B2を合わせた来場者数は429万1816人で前年比41%増と著しい盛り上がりを見せる。今年は神戸や名古屋、都内にも収容数1万人以上の新アリーナが開業予定。渡邊は「世界的にも人気なリーグになっていくんじゃないか」と広がる可能性にワクワクを隠さなかった。(THE ANSWER編集部・鉾久 真大 / Masahiro Muku)

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