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ド軍の584億円補強を「他の連中は軽蔑する」“悪の帝国”呼ばわりも…米識者が称賛するワケ「面白い」

THE ANSWER / 2025年1月21日 11時33分

佐々木朗希【写真:Getty Images】

■佐々木朗希も獲得…クリス・ローズ氏は高評価

 米大リーグのドジャースは、佐々木朗希投手をマイナー契約で獲得する。昨季世界一に輝いたチームに、さらに戦力が集中することに対しては批判の声も大きい。ただ米国の司会者はこれが野球にとって「悪いことだとは思わない」と断言。チームに対する批判も選手たちは「何も気にしない」という。

 米ポッドキャスト番組「ザ・クリス・ローズ・ローテーション」司会のクリス・ローズ氏は自身のXに「ロウキがドジャースへ。野球にとって良いことなのか、悪いことなのか最初の感想。 答えは……」とする投稿を行った。

 この中でローズ氏は「ドジャースはすでにスーパーチームだった。今はそれ以上かわからないが。ササキがドジャースと契約したしね。彼らは多分10人ローテーションを敷くんじゃないかな。それかトレードをして違うところを強化するか」と、実力者が集った投手陣に驚きを隠さない。

 ドジャースは今オフ、ブレイク・スネル投手と5年総額1億8200万ドル(約273億円)、タナー・スコット投手と4年7200万ドル(約119億2000万円)で契約。テオスカー・ヘルナンデス外野手と3年6600万ドル(約104億円)で再契約するなど、合計584億円以上の積極補強を行っている。ローズ氏は「とにかく、彼らには6人の遊撃手、4人の二塁手、10人の先発投手、3、4人のMVPがいる。もしまだ場所が空いていて、カーショーが戻ってくればだけどね」と、ポジションの重複をどう解消するかに注目しているようだ。

 戦力の一極集中が批判される中で、ローズ氏は「これは野球にとって悪いことか? いや、私は悪いことだと思わない。ドジャースファンはチームを愛し続けるだろう。間違いなく面白いチームだしね。ドラフトやトレード、FA、国際FA選手との契約など、さまざまな方法で選手を揃えている。野球界の他の連中は軽蔑するだろう。それは野球にとって素晴らしいことだと思う」と、ドジャースの貪欲な動きは球界の発展にもつながると強調している。

 一部からはヤンキースに替わる新たな「悪の帝国」と呼ぶ声もある。ローズ氏は「我々には愛するチームも、憎むチームも必要だ。ドジャースの選手たちは、他所で嫌われていてもLAで愛されているからなにも気にしない」と、高まる批判も選手たちに影響はないとした。(THE ANSWER編集部)

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