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織田信成の甥・信義がインターハイ出場 SP先陣で52.33点、叔父のラスト全日本に涙「憧れです」

THE ANSWER / 2025年1月21日 16時38分

フィギュアスケートの全国高校選手権で演技する織田信義【写真:中戸川知世】

■フィギュアスケート全国高校選手権

 フィギュアスケートの全国高校選手権(インターハイ)は21日、神奈川・KOSE新横浜スケートセンターで2日目が行われた。男子ショートプログラム(SP)では織田信義(芥川高3年)がトップバッターで登場。52.33点をマークした。バンクーバー五輪に出場し、昨年12月の全日本選手権でも4位入賞を果たした織田信成(大阪スケート倶楽部)の甥。「(一度は)最前線を退いた身にもかかわらず、日本で上から4番目というのが信じられなくて感動した」と叔父の演技を振り返っている。

 拍手を浴びてリンクに立った織田。白のシャツに煌びやかな装飾のベストを着用して舞った。冒頭、3回転ルッツ―3回転トウループの連続ジャンプで転倒したが、その後は2本とも着氷した。手拍子を受けてステップもリズミカルに決め、キス・アンド・クライで得点を確認した後は笑顔も見せた。

「もったいないところが多かった。最初の3回転ルッツに成功して、軸が不安定だったのでダブルにしようかと思ったけれど、頑張って3回転にして。着地が上手くいかずコケてしまった」

 叔父・信成はバンクーバー五輪7位の実力者で、2013年に一度は引退したが22年に復帰。昨年12月には全日本選手権に11年ぶりの出場を果たし、SPではマツケンサンバを披露。4回転ジャンプも決めるなど、37歳ながら総合4位に食い込んだ。

 甥っ子も、スタンディングオベーションを浴びた信成の滑りに感動するほかなかった。SP、フリーともに現地観戦。「涙で前が見えなくて。自分の叔父がこの年で、大きな舞台に臨んでいるということがあまりにも鮮明に焼き付いている。(信成は)大きすぎる目標。フィギュアスケーターとして一つの完成形だと思っている」。恥ずかしくて言えなかった時期もあるが「ずっと憧れです」と今は思いを隠さない。

 信義のSP曲「standing next to you」は信成がチョイス。小さい頃から好きだったマイケル・ジャクソンを思わせる振付もあり「踊ってみたいと思って」と笑う。叔父からの「気負わず、自分の実力を見せに行ってほしい」の金言を胸に滑った。

 2度目の現役引退を表明している信成は、今月の国民スポーツ大会冬季大会(旧冬季国体)がラストダンス。信義は「背負うものが本人にあると思うけれど、感じさせないような楽しい演技を見せてほしい」と期待する。自身は卒業後も関大でスケートを継続予定。「フリーに進めたらミスなく滑り切って、見ている人にも気持ちがいい思いになってもらえるように」と意気込んだ。(THE ANSWER編集部)

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