16歳中田璃士が超大技・4回転アクセル練習「全然ダメでした」 インハイSPは75.98点の首位発進
THE ANSWER / 2025年1月21日 21時6分
■フィギュアスケート全国高校選手権
フィギュアスケートの全国高校選手権(インターハイ)は21日、神奈川・KOSE新横浜スケートセンターで2日目が行われた。男子ショートプログラム(SP)では、昨年12月の全日本選手権で2位となった16歳・中田璃士(中京大中京1年)が75.98点をマークして首位発進。「1位を目指して。お客さん、友達をワクワクさせられたらと思う」と22日のフリーに向けて意気込んだ。
初のインターハイ。冒頭はややバランスを崩しながらも3回転ルッツ―2回転トウループの連続ジャンプを跳び、続く3回転アクセルは綺麗に着氷した。3回転フリップも決め、ステップ、スピンでも鮮やかなスケーティングを披露した。
昨年12月の全日本選手権では、ジュニアながら2位に入る快挙。その後は4回転アクセルも練習するなど新しいジャンプに取り組んだという。
以下、主な一問一答。
――SPの演技を振り返って。
「今回(冒頭の)ルッツ―トウができたのは自分の中ではよかったかなと思う。やるなら決めたかった。失敗するのはやる前から分かっていたので、皆さんもこれからルッツ―トウをやれやれと言わないで済むかなと思います(笑)」
――全日本選手権後に取り組んだことは。
「やっていなかったサルコーをやり始めた。あとはフリップとアクセルをたまにやったくらい」
――コンディションは。
「結構よくて、まだ完ぺきというわけじゃないけど、世界ジュニアに向けて一番いい状態に持っていけるように頑張りたい」
――フリーに向けて。
「明日は滑り切ることを目標に。(フィニッシュ後の)大の字は2回やったので、次はうつ伏せになりたい。やったことのないジャンプにいろいろ挑戦して、セカンドアクセルをやってみたり、自分の練習で取り組んでいることを試合でやれたらいいと思う」
中田は全日本選手権後、4回転アクセルも練習したと明かした【写真:中戸川知世】
――初のインターハイ。同世代の演技や会場の雰囲気をどう感じたか。
「皆さんに会えるのはとても嬉しくて。ちっちゃい頃からのライバルもたくさんいて、やっていて楽しい。友達とかライバルがいるからこそもっと上を目指したいと思えるので」
――今大会の目標は。
「1位を目指して。お客さん、友達をワクワクさせられたらと思う」
――ルッツ―トウループの出来栄えは。
「あまり良くないですね。その後のフリも全部早くなって、いいことないのかなと」
――全日本選手権を終えての練習は4回転に取り組んだのか。
「4回転アクセルは練習した。(感触は)全然ダメでした。トリプルアクセルを普通に練習している時は、このまましめればいいところまで行くのかなと思っていた。やるとなった時には力もたくさん入って、自分の好きなように跳べないので難しい」
――シーズン中に新しいジャンプを練習しようと思った理由は。
「跳べるジャンプを練習しても飽きてしまうので、新しいものに取り組んで成功した方が楽しいかなと思った」
――全日本2位になって意識の変化は。
「目標ではあったけれど、まさか(2位に)なるとは思っていなかったので。自信はたくさんついたけど、まだ1回目なのでたまたまと思っている人もいる。今年3位や2位になれたら実力だと気持ちが変わると思う」
――全日本選手権の後にはイギリスへ。何をして過ごしたか。
「スケートは2回くらいしかやっていなかったけれど、サッカ ーは毎日やってました。いとことかがたくさんいる。サッカ ーコートがあったのでそこでやりました」
――インターハイの位置づけは。
「1位を絶対に目指したいけれど国体で調整する予定なので、このインターハイではやったことのないジャンプ、あり得ないジャンプをやりたい」(THE ANSWER編集部)
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