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井上尚弥は歴史上No.1ボクサーと断言「もっと日本中で歓迎して」 世界的プロモーター・アラム氏

THE ANSWER / 2025年1月22日 14時38分

会見に出席した井上尚弥【写真:高橋学】

■井上尚弥の次戦は「ラスベガス」とアラム氏断言「最大級の会場で」

 ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)は24日、東京・有明アリーナでWBO11位キム・イェジュン(韓国)と4団体防衛戦を行う。22日は神奈川・横浜市内の会見で両者が初対面。試合13日前に急遽対戦相手が変更となった異例の興行へ、世界的大物プロモーターは井上を歴史上No.1ボクサーだと断言した。興行はNTTドコモの映像配信サービス「Lemino」で独占無料生配信。戦績は31歳の井上が28勝(25KO)、32歳のキムは21勝(13KO)2敗2分。

 会見には、共同プロモート契約を結ぶ米興行大手・トップランク社CEOのボブ・アラム氏も出席。93歳ながら井上の試合のたびに来日し「再び日本に戻って来られることが大変嬉しいです。戻ってくる大きな理由はイノウエが試合をするから。イノウエあるところにボブ・アラムありです。イノウエはいまや常に世界的ビッグニュース。イノウエがボクシング界の顔です。素晴らしいパフォーマンスを確信しています」と褒めちぎった。

 さらに海外メディアから元世界6階級制覇王者マニー・パッキャオとの比較を問われ、違いを答えた。


会見に出席し井上尚弥を絶賛したボブ・アラム氏【写真:高橋学】

「ボクサーは唯一無二の存在。パッキャオも伝説的だが、イノウエの方が伝説的だ。パッキャオは注意深いファイターだが、負けることもあった。一発回答となるパンチのないまま試合を終えることもあって、世界中で愛される。一方、イノウエは規律正しく、正解を出せるパンチがある。そして愚かなことをしない。スキルもテクニックもある。それを踏まえるとイノウエの方がパッキャオより上。これはパッキャオを貶めるわけではない」

 攻撃的になりながらも、ダメージを受けず全勝を守ることを根拠に挙げた。さらに会見後にも取材に応じたアラム氏。井上はパッキャオのようにフロイド・メイウェザー、オスカー・デ・ラ・ホーヤなど世界トップ中のトップと試合をしていないという指摘に対し、語気を強めながら反論した。

「皆さん、イノウエがどれだけ唯一無二で素晴らしいか、もっと日本中で歓迎してください。誰かと比べたくはないが、スピード、テクニック、あり得ないパワーがある。あんな選手を私はこれまで見たことがない。それは軽量級というのを抜きにしてもです」

 一方、アラム氏の言葉を聞いた井上は「パッキャオ以上だと隣で聞いていて『そんなことはないだろうな』と。ただ、自分が引退した時に殿堂入りできるように、結果的にそう言ってもらえるボクサーになれたらいいなと思います」と謙虚だった。

 12月24日に有明アリーナで井上と対戦予定だったWBO&IBF1位サム・グッドマン(オーストラリア)が、来日直前に左目上を裂傷。試合10日前に1か月後への延期が決まった。しかし、1月11日にグッドマンの負傷再発で対戦中止。最初の延期決定後にリザーバーとして前座へ準備していたキムが、急遽リングに上がることになった。

 井上は4月頃に米国で大型興行、9月頃に莫大な資金力を持つサウジアラビアでの試合計画が浮上している。アラム氏は次戦の日時は未定としながら「ラスベガス」と明言。「使える場所で最大級の会場」と探しているところだという。

 井上は「今年米国、サウジと海外で戦う年になるので、明後日は凄く大事な試合の位置づけ。自分のキャリアを加速させていきたい」と勝利を誓った。(THE ANSWER編集部)

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