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井上尚弥、2度ドタキャンに「どんな練習か疑問」 残る負傷グッドマンと対戦義務「どこかで戦わないと」

THE ANSWER / 2025年1月22日 15時15分

会見に出席した井上尚弥【写真:高橋学】

■興行は「Lemino」で独占無料生配信

 ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)は24日、東京・有明アリーナでWBO11位キム・イェジュン(韓国)と4団体防衛戦を行う。22日は神奈川・横浜市内の会見で両者が初対面。延期に加え、試合13日前に急遽対戦相手が変更となった異例の興行となる。興行はNTTドコモの映像配信サービス「Lemino」で独占無料生配信。戦績は31歳の井上が28勝(25KO)、32歳のキムは21勝(13KO)2敗2分。

 井上は2度のドタキャンに終わったもともとの挑戦者に疑問を呈した。当初は12月24日に有明アリーナで対戦予定だったWBO&IBF1位サム・グッドマン(オーストラリア)が、来日直前に左目上を裂傷。試合10日前に1か月後への延期が決まった。しかし、1月11日にグッドマンの負傷再発で対戦中止。最初の延期決定後にリザーバーとして前座へ準備していたキムが、急遽リングに上がることになった。

 同じ箇所をカットしたグッドマンについて、この日の井上は「2度目の怪我を聞いた時はどんな対策で、どんなトレーニングをしたのか疑問に思った」と指摘。「けど、しっかりトレーニングをして挑んできていたんだと率直に感じた」と敬意を払った。

 ボクシングでは、王者は各団体に義務付けられたランク上位選手との「指名試合」を定期的に行わなければならない。グッドマンは2団体で1位につき、井上は対戦を避けられなかった。今後の対戦の可能性について、井上は「怪我による離脱では世界ランクが落ちないと聞いています。どこかのタイミングで戦わないといけないと感じていますけど、大橋会長に全て任せています」と可能性は捨てきれないという。

 4月頃に米ラスベガスで大型興行、9月頃に莫大な資金力を持つサウジアラビアでの試合を計画中。連続ビッグマッチのプランに支障をきたす可能性があるが、井上は「今後はこの試合を終えて、次はラスベガスで試合があるけど、これが終わってから考えたい」と話すに留めた。今回の来場者に最高のパフォーマンスを届ける気概だ。

「チケットを買ってくださった方は、グッドマン戦を楽しみにしてくれた方が大半。相手が急遽変わって、ここで僕がモチベーションが上がらないとか言えば、買った人に申し訳ない。受けてくれたキム選手と足を運ぶファンの方には最大限のリスペクトを持ってリングに上がって、油断することなく井上尚弥のボクシングを見せる」

 陣営の大橋秀行会長は、最初に延期を知った井上について「『そうですか』という感じだった」とした一方、対戦中止の際は「『えー!?』と驚いていた」と明かしていた。(THE ANSWER編集部)

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