井上尚弥興行で世界にアピール「勝って世界に挑みたい」 日本人初偉業を描く23歳佐々木尽が宣言
THE ANSWER / 2025年1月22日 16時40分
■興行は「Lemino」で独占無料生配信
ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)は24日、東京・有明アリーナでWBO11位キム・イェジュン(韓国)と4団体防衛戦を行う。22日は神奈川・横浜市内の会見で両者が初対面。セミファイナルの東洋太平洋&WBOアジアパシフィック(AP)ウェルター級タイトルマッチに臨む両選手も意気込みを口にした。興行はNTTドコモの映像配信サービス「Lemino」で独占無料生配信。
同級王者・佐々木尽(八王子中屋)と東洋太平洋2位&WBOAP12位の挑戦者・坂井祥紀(横浜光)の一戦。当初はセミファイナルだったWBO世界バンタム級王者・武居由樹(大橋)が負傷で試合中止に。さらに12月24日開催だったが、井上と対戦予定だったサム・グッドマン(オーストラリア)が左目上を裂傷したことで1か月延期になった。
セミファイナルを務めることになった23歳のホープ・佐々木は「皆さん、こんにちは。日本人史上初のウェルター級世界王者になる男、佐々木尽です」とお決まりの挨拶。「調整が長引いたことはめちゃくちゃプラス。前回の10日前は凄く調子が悪かった。だから運がいい」と前向きに捉えた。
元日本王者の坂井とは昔から一緒に練習をする仲。「4回戦の頃からずっと上の存在だった。防衛戦だけど挑戦者。ここで勝って世界のウェルター級の頂点に立ちたい。勝って世界に挑みたい。セミファイナルになったので、坂井選手と最高の熱い試合をして盛り上げる試合をしないと意味がない。熱い試合をして、お客さんを楽しませて世界にアピールしたい」と海外配信もされる興行へ息巻いた。
会見に登場した坂井祥紀【写真:高橋学】
一方、坂井は延期に対し「あまり気にしていない。ストレスなく、周りのサポートもあったので、1か月が逆にメリットになったかなと思います」と吐露。一緒に練習した時期から成長した王者に対し、「僕が知っている佐々木尽くんではない。新たな佐々木尽くんと対戦すると思ってしっかり覚悟を持って挑みたい」と警戒した。
さらに「やるだけのことはやってきたので、揺るがない覚悟を持って、どんな不細工な試合でも、どんなに泥臭くてもいいので、勝ちを獲りに行こうと思います」と王座奪取を誓った。戦績は23歳の佐々木が18勝(17KO)1敗1分、34歳の坂井が29勝(15KO)14敗3分。(THE ANSWER編集部)
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