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井上尚弥の異例続き興行で「一番の強敵」を懸念 主催者「今、猛威を振るって…勝ち抜かないと」

THE ANSWER / 2025年1月23日 7時13分

会見に出席した井上尚弥【写真:高橋学】

■興行は「Lemino」で独占無料生配信

 ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)は24日、東京・有明アリーナでWBO11位キム・イェジュン(韓国)と4団体防衛戦を行う。22日は神奈川・横浜市内の会見で両者が初対面。延期に加え、試合13日前に急遽対戦相手が変更された異例の興行だが、井上陣営は「一番の強敵」に懸念を示した。興行はNTTドコモの映像配信サービス「Lemino」で独占無料生配信。戦績は31歳の井上が28勝(25KO)、32歳のキムは21勝(13KO)2敗2分。

 興行主の苦労は絶えない。会見冒頭、井上陣営の大橋秀行会長は「延期、相手の変更、武居由樹の負傷、ファンの皆様には大変ご迷惑をおかけしました。心よりお詫び申し上げます。本当に申し訳ございません」と頭を下げ、「この状況下でも配信してくださるドコモ様、Lemino様、ボクシング関係者の皆様にも感謝申し上げます。本当にありがとうございます」と述べた。

 当初は12月24日だった今興行は、セミファイナルとしてWBO世界バンタム級王者・武居由樹(大橋)が同級10位ユッタポン・トンデイ(タイ)と2度目の防衛戦を予定していた。しかし、武居の負傷で井上の単独世界戦に。さらに井上と対戦予定だったWBO&IBF1位サム・グッドマン(オーストラリア)が左目上を裂傷で1か月延期に。最終的には1月11日の再負傷でキムが代役になった。

 大橋会長は「改めて思うのは、ボクサーは試合に勝つために強くなるか、怪我をするか、ギリギリの中で闘ってリングに上がります。どこも怪我をせずに戦うボクサーはほとんどいないと思います」と自身の経験をもとに配慮。さらに「一番の強敵」を口にした。

「そして今、インフルエンザが猛威を振るっています。減量中は免疫が下がって、このインフルエンザが本当に一番の強敵になります。ボクサーは試合の前にもう一つの試合に勝ち抜かなければなりません。明後日(24日)、リングに上がる全ボクサーに最大の敬意を表して挨拶に変えさせていただきたいと思います」

 23日は前日計量が行われ、パスした選手がリングに上がる。怪我、体調不良、減量、ドーピング、地震など様々な要因を考慮しながら興行が開催される。井上は「代役として試合を受けてくれて感謝しています。最大限のリスペクトとしてバッチリ仕上げた。当日は全力で挑みたい。だから皆さんに期待して応援してほしい」と願った。(THE ANSWER編集部)

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