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中田璃士がインハイ初V、逆回転アクセル&うつ伏せフィニッシュで魅了 世界Jr.は「ぶっ倒したい」

THE ANSWER / 2025年1月22日 19時7分

インターハイ男子で優勝した中田璃士【写真:中戸川知世】

■フィギュアスケート全国高校選手権

 フィギュアスケートの全国高校選手権(インターハイ)は22日、神奈川・KOSE新横浜スケートセンターで男子フリーが行われた。ショートプログラム(SP)首位の16歳・中田璃士(中京大中京1年)は150.54点、合計226.52点で初優勝。プログラムの中では逆回転のジャンプも見せ、宣言通りにフィニッシュ後はうつ伏せに倒れ込んだ。

 最終滑走で登場。冒頭の4回転トウループに着氷すると、3回転アクセル―1回転オイラー―3回転サルコーのコンビネーションも成功。その後もジャンプを全て決め、終盤にはコレオの中で逆回転の1回転アクセルも披露した。貫禄の初優勝。前日のSP後に「うつ伏せになりたい」と話していた通り、フィニッシュ後は前のめりにリンクに倒れ込んだ。

 表彰式後は「凄く緊張していたので、開放感がある」と安堵。「アクセル―オイラ―フリップをやりたかったので悔しいですけど、逆のアクセルができたのでOKです」と珍しいジャンプについても振り返った。

 フィニッシュ後に倒れ込んだ場面には「疲れすぎて、嬉しいとかそういうのより立てなかったです」と苦笑いだった。「今回はうつ伏せの練習。世界ジュニアでもっと完成度を高められるように頑張りたいです(笑)。今までいろんな人が上を向いてきたので、下を」と面白コメントで報道陣を笑わせた。


演技終了後はリンクにうつ伏せに倒れ込んだ【写真:中戸川知世】

 インターハイ初出場。「高校で一番を決める試合。1位というタイトルをとれたのが嬉しい」と喜んだ。女子シングルも島田麻央(中京大中京1年)が優勝しており「中京は最強です」と笑顔で胸を張った。

 昨年12月の全日本選手権でジュニアながら2位に入る快挙。今度は世界ジュニアが約1か月後に迫る。「全日本で見せたような演技を世界ジュニアで見せて、ジュニアでは『勝てないな』という人になりたい」。昨年の世界ジュニアは僅か1.44点及ばす惜しくも2位だったが「跳んでいるジャンプの種類としては自分が一番上にいる気がするので、自信を持って。去年や今年負けた人をぶっ倒したい」と力を込めた。(THE ANSWER編集部)

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