イチロー氏が「もっと本塁打を狙ったら…」 細かく見ると「これは普通？」らしさ伝わる図に米驚愕

イチロー氏【写真：Getty Images】

■米野球殿堂入り

　米国野球殿堂は21日（日本時間22日）、2025年の殿堂入りメンバーを発表。米大リーグ・マリナーズで会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏が日本人として初めて選出された。受賞を機に、米データ分析会社はメジャーで放った通算3089安打の安打分布図を公開。過去に何度も話題となってきた同図が、現地ファンの間で再び注目を集めている。

　イチロー氏の辿った軌跡が11秒に凝縮されている。スタジアムの画像上に次々と打ち込まれていく丸印。単打は青、二塁打は黄色、三塁打は黒、本塁打は赤とそれぞれに色分けされている。徐々に出来上がってくる“完成図”は美しい模様のように見える。

　米データ分析会社「コディファイ・ベースボール」公式は、「11秒でイチローの3089安打を。なんてことだ」と記して、分布図の動画を公開した。動画では、グラウンド内の全方向にヒットが放たれていることや、アウトになり易いはずの一塁方向を含めた内野安打の多さ。単打、二塁打は左中間方向、長打は右中間方向と意図的に打ち分けられた打球が多い事などが視覚的に捉えられる。

イチロー氏の安打分布図（「コディファイ・ベースボール」Xのスクリーンショット）

　27歳の渡米から19年間のMLBキャリアで通算3089安打をマークした希代のヒットメーカーの安打分布図はこれまでも度々話題となってきたが、今回の殿堂入りを機に再脚光。コメント欄には、「内野止まりのヒットをこれだけ打ったというのに驚愕」「すごい意図的に見える」「もっと本塁打を狙っていたら…というのを想像してしまった」「内野安打は左方向なのに本塁打は右方向。これは普通なの？」と驚愕する声が多く届いていた。（THE ANSWER編集部）