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【一夜明け会見】井上尚弥、傷のない顔で登場「休めてない」 超異例フェザー級転向プラン告白「今年4試合やる」

THE ANSWER / 2025年1月25日 15時0分

傷のない顔で会見に登場した井上尚弥【写真:中戸川知世】

■井上尚弥が会見

 ボクシングの世界スーパーバンタム級(55.3キロ以下)4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が25日、3度目の4団体防衛成功から一夜明け、神奈川・横浜市内の所属ジムで会見した。前夜は東京・有明アリーナでWBO11位キム・イェジュン(韓国)に4回2分25秒KO勝ち。1か月延期と対戦相手変更が続いた異例の興行を振り返った。現階級で2試合、フェザー級で1試合で今年4試合を行い、2026年に再びスーパーバンタム級に戻す仰天プランも明かした。

 ムービーカメラ11台、報道陣60人ほどが集結。井上は傷のない綺麗な顔で現れた。大橋秀行会長、父・真吾トレーナーと会見。「休めていないですね。普段なら一夜明けの後にトレーニングしたいなという気持ちですが、今はしたくないです(笑)。それくらい張り詰めていた。精神的にしばらく休みたいけど、次もうすうす決まってきているので、考えを持ちながらやりたい。リフレッシュしたい」と話した。

 試合は「対策不足だった」という代役挑戦者の情報収集からスタート。2回に珍しく被弾したが、4回に左フックから強打を連発した。キムの「来い」というカウンター狙いの挑発的ジェスチャーに応じ、ワンツーを炸裂。現役単独最多の世界戦通算24勝をマークし、世界戦10連続KO勝ちで自身の日本記録も更新した。

 試合映像を確認し「強引ではなく、組み立てるボクシングを代役にできたのは良いボクシングだった」と自己評価。「しいて言うなら、やりながらもっとここでこう動きたい、やりたいと感じながらやっていた。そう感じるのは伸びしろがあるということ。直感を伸ばしたい」と語った。

 当初対戦予定だったWBO&IBF1位サム・グッドマン(オーストラリア)の左目上裂傷で1か月延期され、1月11日の再負傷で対戦中止になった興行。最初の延期決定後にリザーバーとして前座に準備していたキムが代役を務めた。

 今後の展望について、大橋会長は「おそらく次はラスベガスでピカソ、その次はサウジアラビアとアフマダリエフ」と説明。4月頃に米ラスベガスで大型興行、9月頃に莫大な資金力を持つサウジアラビアでの試合を計画中で、相手はWBC1位&WBO8位アラン・ピカソ(メキシコ)、元WBA&IBF統一王者で現WBA暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)で進める方針を明言した。

 さらに「まだ決定ではないけど」と前置きしつつ、その後はフェザー級で現WBA同級王者のニック・ボール(英国)への挑戦する方針。「昨日の試合が終わって話をしました。本人の強い意思です」。仮に実現し、勝利した後については「スーパーバンタム級で戦うべき相手がいるので、戻すことになる」とも説明した。

 名前こそ伏せたが、WBC世界バンタム級王者・中谷潤人(M.T)とのビッグマッチのため、再びスーパーバンタム級に戻すという。井上は「今年は4試合やるつもり。それくらいスーパーバンタム級にも落とせる体。今フェザー級に上げても戦える体にもなっていると思う」と異例のプランを打ち明けた。

 前夜は過去最重量の62.9キロでリングイン。「(昨年9月の)ドヘニー戦は無理して戻したけど、今回はナチュラル。当日の体重なら十分フェザー級で戦える。スピードが落ちたらダメですけど、昨日の試合の通り、全然スピードは落ちていない。それを昨日の試合で確認できた」と手応えを明かした。(THE ANSWER編集部)

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