井上尚弥がフェザー級転向プラン説明、WBA王者ボールが標的「今上げても戦える体」 Sバンタム2戦→昇級→Sバンタム再転向、異例の年4試合へ
THE ANSWER / 2025年1月25日 15時17分
■井上尚弥が会見
ボクシングの世界スーパーバンタム級(55.3キロ以下)4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が25日、3度目の4団体防衛成功から一夜明け、神奈川・横浜市内の所属ジムで会見した。前夜は東京・有明アリーナでWBO11位キム・イェジュン(韓国)に4回2分25秒KO勝ち。1か月延期と対戦相手変更が続いた異例の興行を振り返り、年内にフェザー級転向、2026年に再びスーパーバンタム級に戻す異例プランを語った。
ムービーカメラ11台、報道陣60人ほどが集結。井上は傷のない綺麗な顔で現れた。大橋秀行会長、父・真吾トレーナーと会見。大橋会長は今後の展望について「3人で軽く話して、おそらく次はラスベガスでピカソ、その次はサウジアラビアでアフマダリエフ」と説明した。
さらに「まだ決定ではないけど」と前置きしつつ、その後はフェザー級で現WBAフェザー級王者のニック・ボール(英国)への挑戦を視野に入れていると説明した。仮に実現し、勝利した後については「スーパーバンタム級で戦うべき相手がいるので、戻すことになる」と明言。WBC世界バンタム級王者・中谷潤人(M.T)との日本人同士のビッグマッチを示唆した。
井上は4月頃に米ラスベガスでWBC1位&WBO8位アラン・ピカソ(メキシコ)と大型興行、9月頃に莫大な資金力を持つサウジアラビアで、元WBA&IBF統一王者で現WBA暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)との対戦を想定。その後にボール戦、さらにスーパーバンタム級に再転向という異例の流れを考えている。
井上は「それくらいスーパーバンタム級にも落とせる体。今フェザー級に上げても戦える体にもなっていると思う」と階級の上下動も問題なし。「不安は全くない。これでスーパーバンタム級がきつきつなら大変だけど、そうではない」と語った。
井上は「今年は4試合やるつもり」と異例のプランを打ち明け、大橋会長も「ダメージがないから。ほぼ打たれていないし。これが激闘なら1回、2回になるけど、この井上のスタイルなら問題ない」と、蓄積されたダメージの少なさゆえに可能であるとした。(THE ANSWER編集部)
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