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井上尚弥の負傷を心配「本気で止めた」 ヒヤリとした行動を陣営告白「何があるかわからない」

THE ANSWER / 2025年1月26日 8時13分

試合後、客席にプレゼントを投げる井上尚弥【写真:中戸川知世】

■井上尚弥が会見

 ボクシングの世界スーパーバンタム級(55.3キロ以下)4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が25日、3度目の4団体防衛成功から一夜明け、神奈川・横浜市内の所属ジムで会見した。前夜は東京・有明アリーナでWBO11位キム・イェジュン(韓国)に4回2分25秒KO勝ち。1か月延期と対戦相手変更が続いた異例の興行を終えた。陣営の大橋秀行会長は「本気で止めた」とリング上で抱いた心境を明かした。

 意気揚々とグッズをプレゼントする愛弟子が気になった。「肩が外れるか心配だったのでやめさせました」と苦笑いで明かした大橋会長。試合後のリング、井上はサイン入りの後援会Tシャツを四方の客席に投げ込んだ。少しでも遠くに飛ばそうと力を込めるモンスター。しかし、会長は気が気でなかった。

「豪速球で投げるから。何があるかわからないですからね。最後に『イテテテテッ』となるかもしれない。『1年、試合できません』なんて言われたら困ります。本気で止めました」

 冗談交じりに振り返った。それだけファンに恩返しをしたい試合でもあった。延期や相手変更が続き、井上も「凄く不安があった」と空席を覚悟。しかし、リングに上がり「うわ、めっちゃ埋まってる」と1万5000人の満員に感激した。

「試合が終わってSNSに投稿したけど、ファンに本当に感謝しています。こういう試合の流れになったけど、本当に満員に近い人が来て、あの景色は忘れない。それくらい嬉しい。ファンあってのボクシングと感じた。また2025年は自分自身、ボクシングキャリアを加速させたい。それをファンと共有して一緒に歩みたい」

 4月頃に米ラスベガスでWBC1位&WBO8位アラン・ピカソ(メキシコ)と大型興行、9月頃に莫大な資金力を持つサウジアラビアにて、元WBA&IBF統一王者で現WBA暫定王者のムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)と対戦する方針を明言。年内のフェザー級挑戦も描く。

 大橋会長は「今までがうまくいきすぎました。去年の東京ドームも、ネリが無事にリングに上がりましたし」と興行が盛況に終わり、胸をなでおろしていた。(THE ANSWER編集部)

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