33歳で初マラソン伊澤菜々花が低体温症で病院搬送 8位完走も…監督「気が張っていた」一度は引退→昨年復帰した苦労人【大阪国際女子マラソン】
THE ANSWER / 2025年1月26日 16時21分
■大阪国際女子マラソン
9月の東京世界陸上代表選考を兼ねた大阪国際女子マラソンが26日、大阪・ヤンマーフィールド長居発着の42.195キロで行われた。引退から昨年4月に現役復帰し、33歳で初マラソンとなった伊澤菜々花(スターツ)は2時間29分28秒の8位でフィニッシュ。レース後には低体温症で、大阪市内の病院に搬送された。
苦しい表情でゴールを迎えた。伊澤は初マラソンながらスタートから7人の先頭集団の中に入ると、積極的にレースを引っ張った。20キロ過ぎには優勝したウォルケネシュ・エデサ(エチオピア)に鈴木優花と2人で食らいついたが、25キロを過ぎたタイミングで脱落。35キロ付近から大きくペースを落とし、悔しい8位でのゴールとなった。
レース後には低体温症と軽い意識障害と診断され、大阪市内の病院に搬送。指導するスターツの弘山勉監督は、「ペースが速すぎたとは思わないが、脚にきたかなと思う。練習も少し足りていなかったかもしれない。また気が張っていたため、そういった症状が出たのかもしれない」と教え子を慮った。
夢を追いかけ、再び勝負の世界に戻ってきた。愛知・豊川高時代には2009年の高校総体で3000メートル女王になるなど活躍。順大を経て実業団のユニバーサルエンターテインメントに入社した。しかし思うような結果が出ずに2021年末に現役を引退。母校・順大でコーチなどを行っていた。
それでも「日本代表になりたい」という夢を諦めきれずに昨年4月に3季ぶりに現役復帰すると、弘山監督の指導の下でフォームを改善。12月の山陽女子ロードでハーフ日本歴代10位となる1時間8分25秒で走るなどメキメキと力をつけ、初マラソンに挑んだ。レース前の会見では「優勝することが一番」「2時間19分台狙う」と意気込んでいたが、悔しい初マラソンとなってしまった。(THE ANSWER編集部)
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