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井上尚弥に次ぐ快挙へ…井岡一翔戦も希望「強い人に勝ちたい」 寺地拳四朗が2度目王座統一へ

THE ANSWER / 2025年1月27日 15時59分

トリプル世界戦会見に出席したWBC世界フライ級王者・寺地拳四朗【写真:浜田洋平】

■3.13トリプル世界戦

 ボクシングの帝拳プロモーションは27日、都内で会見し、3月13日に東京・両国国技館でトリプル世界戦を行うことを発表した。世界フライ級王座統一戦でWBC王者・寺地拳四朗(BMB)とWBA王者・ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)が激突。過去のスパーリングでは寺地が圧倒したが、試合のリングではどんな展開になるのか。興行は「U-NEXT」で独占生配信。戦績は33歳の寺地が24勝(15KO)1敗、29歳の阿久井が21勝(11KO)2敗1分。

 WBC王者・寺地は終始落ち着き払っていた。「大きい舞台でメインでできることをありがたく思います。統一戦ができて凄く嬉しいし、モチベーションも凄く上がっています」。2団体を統一したライトフライ級で4団体統一を目指したが、他団体王者との対戦が実現せず。1.9キロ重い50.8キロのフライ級に転向し、昨年10月の王座決定戦で2階級制覇を達成した。

 2階級で統一王者になれば、井上尚弥に次ぐ日本人2人目の快挙。「4団体を目指して勝ちたい」と最強証明を狙う。スパーで何度も拳を交えた阿久井について「フィジカルも強いし、パンチも強いし、ガードもしっかりしている」と警戒。「その中でもフィジカルで負けないようにトレーニングしたり、スタミナ面も鍛えたりしている。手数、パンチ力でも上回れるように仕上げたい」と息巻いた。

 世界戦はもう17試合目。「もちろんKOで勝つ姿は見せたい。上下に散らしたり、左右に回ったりする技術も見ていただければ。スパーと試合は全然違う。より緊張感がある試合になると思います。自分から行きたいとは思います」と好戦的スタイルを宣言した。

 同興行ではWBO世界同級タイトルマッチも行われ、京口紘人(ワタナベ)が王者アンソニー・オラスクアガ(米国・帝拳)に挑戦。「勝った方と統一戦をやりたい」と3団体統一戦、将来的な4団体統一も視野に入れる寺地だが、ライトフライ級時代に2人を撃破している。一度勝った相手より、スーパーフライ級で3階級制覇を目指す意向もあるという。

 スーパーフライ級では前WBA世界・井岡一翔(志成)が世界返り咲きを狙い、WBC王者ジェシー・ロドリゲス(米国・帝拳)も君臨。寺地は「今年はベルトの数を増やして、どんどん強い相手とやって勝っていきたい」と強者との対戦を希望した。


トリプル世界戦会見に出席したWBA王者・ユーリ阿久井政悟【写真:浜田洋平】

■スパーで圧倒された阿久井「正直相性が悪いけど…」

 一方、3度目の防衛戦が初の統一戦となった阿久井は「このチャンスを掴むしかない」と試合を心待ち。「スパーではやられた記憶しかない」と苦笑いしたが、「試合は相手に対してしっかり準備して挑むので不安は特にない」と苦い記憶を拭い去った。

「やっぱり左ジャブも上手いし、カウンターも上手い。正直相性が悪いと言えばあれですが、その中でもやれることがある。自分のディフェンスはガード主体なので、それをしてしまうと好き勝手にする相手。我慢比べの試合になると思う」

 初回KO劇9度を誇り、昨年1月に岡山のジム初となる世界王座奪取。5月の東京D興行で初防衛、10月の前戦で2度目の防衛に成功した。「KO勝利を目指して頑張ります。正直、去年は王者になってあっという間で覚えていない。もっと印象に残る年にしたい」と飛躍を狙う。

【3月13日トリプル世界戦の対戦カード】

▽WBA&WBC世界フライ級王座統一戦
WBC王者・寺地拳四朗(BMB)
VS
WBA王者・ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)

▽WBO世界フライ級タイトルマッチ
王者アンソニー・オラスクアガ(米国・帝拳)
VS
同級14位・京口紘人(ワタナベ)

▽WBO世界ライトフライ級タイトルマッチ
王者・岩田翔吉(帝拳)
VS
同級2位レネ・サンティアゴ(プエルトリコ)

▽坪井智也(帝拳)プロデビュー戦(スーパーフライ級)

※その他カードは後日発表(THE ANSWER編集部)

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