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対戦に消極的な王者へ「意味わからない」 熱望するボクサー岩田翔吉が疑問「僕が見た記事は…」

THE ANSWER / 2025年1月27日 17時15分

会見に登場した岩田翔吉【写真:浜田洋平】

■3.13トリプル世界戦

 ボクシングの帝拳プロモーションは27日、都内で会見し、3月13日に東京・両国国技館でトリプル世界戦を行うことを発表した。WBO世界ライトフライ級王者・岩田翔吉(帝拳)が同級2位レネ・サンティアゴ(プエルトリコ)と対戦。統一戦を求めながら初防衛を狙う。興行は「U-NEXT」で独占生配信。戦績は28歳の岩田が14勝(11KO)1敗、32歳のサンティアゴは13勝(9KO)4敗。

 岩田は開口一番、成長を口にした。

「世界王者になってボクシングがより楽しくなってきた。自分自身も凄く進化を感じています。なので、初防衛戦はより強くなった姿を皆さんの前で見せて、KOで勝ちたい」

 2022年11月に世界初挑戦したが、WBO王者だったジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)に0-3の判定でプロ初黒星。再起後は4戦連続KO勝ちを収め、昨年10月に約2年ぶり2度目の世界戦にたどり着いた。「勝てなかったら最後のつもり」とハイロ・ノリエガ(スペイン)から2つのダウンを奪い、3回TKOの完勝。早大出身ボクサー初の世界王者に輝いた。

 相手のサンティアゴは元暫定王者。昨年2月にゴンサレスとの団体内統一戦に敗れた。岩田は「スタミナも凄くある選手。スピードもあるので、しっかりと捕まえていきたい」と描き、「技術もそうですが、スタミナ、フィジカルも強化できている。世界を獲った試合から凄く強くなっている実感があるので、それをリングの上で見せたい」と繰り返した。

 9歳で総合格闘家の故・山本“KID”徳郁氏のジムに入門。レスリングなどを経験し、キックボクシングで全国制覇した。中学2年から「2本の腕だけなのに奥深い」とボクシングに専念。アマチュアだった東京・日出高時代は、のちにプロで世界王者になる井上拓真や田中恒成に勝利し、3年時に高校総体優勝。高卒でプロにならず、早大ボクシング部を経て18年12月に米国でプロデビューした。


試合に向け意気込んだ岩田翔吉【写真:浜田洋平】

■IBF王者・矢吹正道を名指し「互いに世界のベルトを持っているんだから」

 元世界2階級制覇王者・粟生隆寛トレーナーに師事。現在の帝拳ジムはWBOアジアパシフィック・バンタム級王者の那須川天心など、タイトル保持者が多い。世界王者として名門を引っ張る岩田は「今、チーム帝拳がいい雰囲気」と走り込み合宿などもともにするジムメートの存在に感謝した。

 さらに会見では「ここでしっかりKOで勝って、矢吹選手と試合したい」とIBF王者・矢吹正道(LUSH緑)を名指しした。かねて対戦実現を巡って因縁があり、矢吹戦を熱望。なかなか実現せず、「僕が見た記事では(矢吹が)『日本タイトルマッチみたいになっちゃう』みたいなことを言っていたんですけど、ちょっとよく意味がわからない(笑)」と疑問を投げかけた。

 消極的な相手に対し、「日本タイトルみたいにはならないと思う。互いに世界のベルトを持っているんだから」と反論。早期の対戦を願い「大きな試合に繋がるようなパフォーマンスを出したい」と目の前の一戦に集中した。

【3月13日トリプル世界戦の対戦カード】

▽WBA&WBC世界フライ級王座統一戦
WBC王者・寺地拳四朗(BMB)
VS
WBA王者・ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)

▽WBO世界フライ級タイトルマッチ
王者アンソニー・オラスクアガ(米国・帝拳)
VS
同級14位・京口紘人(ワタナベ)

▽WBO世界ライトフライ級タイトルマッチ
王者・岩田翔吉(帝拳)
VS
同級2位レネ・サンティアゴ(プエルトリコ)

▽坪井智也(帝拳)プロデビュー戦(スーパーフライ級)

※その他カードは後日発表(THE ANSWER編集部)

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