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28歳でプロデビュー「最短で世界王者に」 名門・帝拳ジムに日本人初アマ世界王者・坪井智也入門

THE ANSWER / 2025年1月27日 17時49分

会見に登場した坪井智哉【写真:浜田洋平】

■3.13トリプル世界戦興行、アマ世界王者・坪井智也がプロデビュー

 ボクシングの帝拳プロモーションは27日、都内で会見し、3月13日に東京・両国国技館でトリプル世界戦を行うことを発表した。さらにアマチュアの2021年世界選手権王者・坪井智也が帝拳ジムでプロ転向し、デビュー戦が入ることも発表。日本人初の快挙を果たした28歳が大舞台でベールを脱ぐ。興行は「U-NEXT」で独占生配信。

 丁寧な自己紹介から始めた。「皆さん、こんにちは。帝拳チーム所属として活動していくことになりました、坪井智也です」。スーパーフライ級で臨むデビュー戦は、いきなりトリプル世界戦のリング。対戦相手は未定だが、「こんなに大きな会場で試合をさせていただけることは、本当に自分にとって嬉しく思います」と謙虚に感謝を込めた。

 静岡・浜松市出身。11歳でボクシングを始め、浜松工業高から日大に進学した。2018年から自衛隊体育学校に所属したが、東京五輪出場はならず。それでも、21年11月にバンタム級で世界選手権優勝。ウェルター級の岡澤セオン(INSPA)とともに、同じ大会で日本人初優勝の快挙を達成した。

 全日本選手権は5度優勝を誇り、アマ戦績は106勝(10RSC)25敗。しかし、パリ五輪出場はならず、6月に引退を発表した。

「アマチュアボクシングに人生を懸けて今まで頑張ってきた。1995年生まれで、今ここにいらっしゃる岩田チャンピオン、阿久井チャンピオンを含め、同世代の方々がみんな頑張っている姿を見て、僕もまだまだやりたいな、ボクシング頑張りたいなという思いから、プロボクシングの道に進みたいと決めました」


プロ転向へ、感謝を込めた坪井智哉【写真:浜田洋平】

■帝拳ジム代表も期待「そんなに長い時間はかからない」

 昨年末に自衛隊を退職し、2月6日に東京・後楽園ホールで予定するプロテストに向けて帝拳ジムで練習中。「チャンピオンたちがいっぱい練習してるので、それを見ながら僕もプロの技を毎日学ばせていただいています。本当に毎日刺激があります」。目指すは静岡出身者では初の世界王者だ。

「アマチュア時代に築いた自分の良さと、プロに必要なものをミックスしながらボクシングをつくっている最中です」

 アマとプロの両方で世界を制した日本人は、2012年ロンドン五輪金メダル&WBA世界ミドル級スーパー王者の村田諒太氏のみ。大先輩と同じく帝拳ジムの門を叩き、プロの世界に飛び込む。

 同ジムの浜田剛史代表は「村田諒太の例もありますが、試合を見ると基本がしっかりしている」と評価。「昔、我々の時代は『プロ転向は4年目が勝負』と言っていたけど、今の時代はプロとアマのルールもどんどん狭まっている。ヘッドギアなし、グラブが小さくなることに慣れれば、勝負できるのにそんなに長い時間はかからない」と期待した。

 舞台を移す坪井は「しっかりプロの経験を積みつつ、最短で世界王者になれるように」とイメージを膨らませた。

【3月13日トリプル世界戦の対戦カード】

▽WBA&WBC世界フライ級王座統一戦
WBC王者・寺地拳四朗(BMB)
VS
WBA王者・ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)

▽WBO世界フライ級タイトルマッチ
王者アンソニー・オラスクアガ(米国・帝拳)
VS
同級14位・京口紘人(ワタナベ)

▽WBO世界ライトフライ級タイトルマッチ
王者・岩田翔吉(帝拳)
VS
同級2位レネ・サンティアゴ(プエルトリコ)

▽坪井智也(帝拳)プロデビュー戦(スーパーフライ級)

※その他カードは後日発表(THE ANSWER編集部)

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