井上尚弥へ警告「俺がこの階級の覇者だ」 フェザー級王者が撃破に自信「不可能はない」

世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥【写真：中戸川知世】

■ブランドン・フィゲロアが井上尚弥に言及

　ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥（大橋）に一階級上の世界王者が警告を発している。米メディアが伝えている。

　米専門誌「ザ・リング」は「ブランドン・フィゲロアがナオヤ・イノウエに警告『フェザー級は俺の階級。彼をKOするパワーがある』」との見出しで記事を掲載。WBC世界フェザー級王者ブランドン・フィゲロア（米国）は、井上をKOするだけのパワーが「ある」とし、対戦が実現した場合についてこのように自信を示した。

「俺の戦い方であれば不可能はない。俺は唯一無二のボクサーだ。どちらの構えでもいけるし、アウトボクシングも接近戦も出来る。何でもできるってことだな。俺たちのチームがその試合をどのように分析してゲームプランを組み立てるかによるだろう」

　フィゲロアは2月1日（日本時間2月2日）に前WBC＆WBO世界スーパーバンタム級王者スティーブン・フルトン（米国）との防衛戦に臨む。「とはいえ、フルトン戦に集中しなきゃいけない」と油断はなし。そのうえで、「そのあとは、これが俺の支配する階級だと感じている。俺がこの階級の覇者でそれを証明して見せる。誰が相手でも構わない。チャンピオンたちに対戦要求しているけど誰も戦いたがらないんだ」と語った。

　25日には、神奈川・横浜市内の所属ジムで行われた会見で、大橋秀行会長は井上の今後について、まずスーパーバンタム級で2戦行った後フェザー級に転向し、新しい標的候補としてWBA世界フェザー級王者のニック・ボール（英国）への挑戦も視野に入れていると明かしている。フィゲロアは「俺は恐れ知らずで誰のことも恐れない。ファンが求める試合を実現させたい」と息まいていた。（THE ANSWER編集部）