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大相撲で場内騒然も即座に対処、行司の所作が「美しい」と話題 「前代未聞」の珍事も発生

THE ANSWER / 2025年1月30日 5時13分

御嶽海―美ノ海の一番で「まわし待った」が起きた(ABEMAのスクリーンショット)

■熱戦が続いた大相撲初場所

 大相撲初場所(東京・両国国技館)は、26日の千秋楽で優勝決定ともえ戦を制した大関・豊昇龍(立浪)の2度目の優勝で幕を閉じた。さまざまな話題で盛り上がった2025年最初の本場所。熱戦の土俵上では珍事も発生し、ファンを騒然とさせた。取組を一時中断させた行司の所作に注目が集まった一方、勝負が決する前に土俵下からまさかの合図が送られたことで、ネット上では「こんなバグみたいなことが起こるとは」「前代未聞すぎる」といった声が上がっていた。

〇場内騒然の珍事 即座に気づいた行司の所作にネット感嘆「美しい」

 三日目の御嶽海―美ノ海の一番は、立合いから御嶽海が攻勢。美ノ海も1枚まわしの上手を取って粘ると、御嶽海のまわしが緩んでしまった。すかさず行司の木村秋治郎が組み合った両者の背中を叩き「待った」をかけて中断。場内が騒然とする中、行司は御嶽海の締め込みの結び目部分を引っ張り上げ、端を下から上に通して調整した。その後、美ノ海の結び目も調整すると、再び両者の背中を叩いて再開。35秒間の中断の末、最後は御嶽海が寄り切りで白星を手にした。

 行司の判断で十両以下の土俵でも時折見かける「まわし待った」。中継で目撃した視聴者も多かったようで、ネット上のファンからは「木村秋治郎の手際の良さ」「行司さんがまわし待ったをして、まわしを直す際に、軍配の紐を口に咥えて軍配を背後に回すのって美しいよね」などの感嘆の声も上がっていた。

 御嶽海は2勝13敗、美ノ海は4勝11敗で場所を終えた。

〇大相撲の異例事態に錯乱「何だコレ?」「前代未聞」 白星と思ったら…

 六日目の琴櫻―熱海富士の一番は、右四つとなって体勢有利の熱海富士が琴櫻を寄り切ろうと土俵際へ。だが、土俵を割る前に勝負審判が手を挙げるというまさかの事態が起こった。行司は熱海富士に軍配を上げたものの物言いがつき、審判団は2分10秒にも及ぶ長い協議。その結果、実際に琴櫻の右足が出ていなかったことが確認され、まさかの「やり直し」ということになった。

 前代未聞ともいえる事態に、中継を観ていたネット上のファンも驚き。「こんなバグみたいなことが起こるとは」「周りの人達も『なんで?』だったわ」「なんだこれ?」などと混乱。やり直しの一番は熱海富士が極め出しで勝ったこともあり「熱海富士が勝って良かったよ」「もし負けてたら可哀想すぎる」といった声も上がっていた。

 綱とりが懸かっていた大関・琴櫻だったが5勝10敗と負け越し来場所はカド番。熱海富士も5勝10敗だった。

〇3分半超で決着つかず「2番後取り直し」に騒然「初めて見た」「そんなのあるんだ」

 九日目の幕下、琴挙龍―栃武蔵の一番は、立合いから攻めた栃武蔵の投げや寄りを琴挙龍が何度もこらえ、土俵際で際どく残し続けたことで3分41秒の相撲となった。両者の動きが止まったところで勝負審判が手を上げ、取組を中断。行司が組み合った両者を分け、2番後取り直しを告げた。

 十両や幕内では「水入り」となってしばらく休憩のあとに取り直しというケースも過去には見られたが、幕下以下の相撲では「水」がないため2番後に取り直しという激レアな展開。ネット上のファンからは「2番後取り直しとか、そんなのあるんだ」「初めて見た」「まだまだ知らないことが沢山…」といった声が上がった。なお、取り直しの一番も激しい攻防の末、琴挙龍が寄り切って白星を手にした。

 今場所、琴挙龍は5勝2敗、栃武蔵は4勝3敗だった。(THE ANSWER編集部)

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