「寂しさでいっぱい」「引きずる…」フィギュア名手、突然の引退にファン沈痛 小松原尊が報告

美里とアイスダンスのカップルを組んでいた小松原尊（右）【写真：矢口亨】

■妻・美里とのアイスダンスで日本選手権5度V

　フィギュアスケートのアイスダンスで北京五輪に出場した小松原尊（倉敷FSC）が自身のインスタグラムで現役引退を発表した。ファンからは「引退されるのは残念」「功績を称えたい」などの反響が届いている。

　アメリカ合衆国出身で、「ティム・コレト」の本名で活動していた小松原は、2016年に小松原美里とカップルを結成。全日本選手権を5度制し、世界選手権にも3度出場。22年の北京五輪では、団体での銀メダル獲得に貢献した。私生活では美里と17年1月に結婚。20年には帰化して日本国籍を取得し、改名した。昨春に美里が引退し、去就が注目されていた。

　小松原はインスタグラムに「美里、JSF、私たちの家族、筑波、友人達、そしてファンの皆さま。この数年間、皆さまのご助力なしでは私たちの夢はかないませんでした」と投稿。続けて「これまでの人生を捧げてきた旅でありましたし、自分が達成出来たこと、そして幸運なことに美里と経験してきた冒険の全てに感謝していますし、感謝し続けます」と競技生活を振り返った。

　今後に関しては、「演技や、ツアー、コーチング、振付などさまざまな活動を通して、私のスケートに対しての愛を共有していければと願っています。さらには、執筆活動、音楽、そして他の創作の力で物語を伝え続けていくことを願っております」と、記している。

「宜しくお願いいたします。ありがとうございました」と結んだ小松原には、SNS上のファンも多数反応した。

「とても寂しい気持ちで一杯ですが、これからも輝きに満ちた旅路を歩まれますように」
「尊さん美里さん、応援させていただいて本当に楽しい時間でした」
「かっこいいイーグルの写真を見て引退されるのは残念だなと思った」
「美里ちゃんとTimが競技からいなくなってさみしい気持ちをひきずってます」
「再び美里さんの手を取って2人にしか出来ないパフォーマンスを、楽しみに待っています」
「日本ではなかなか日が当たらなかったアイスダンスで長年、活躍してきた功績を称えたい」

　アイスダンス界の功労者を惜しむ声がたくさん上がっていた。（THE ANSWER編集部）