5400万円寄付より大きかった大谷翔平の行動「より意味が…」 感銘を受けた山火事LAの消防士証言

ドジャースの大谷翔平【写真：ロイター】

■大谷が消防士たちを激励

　米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手らに対し、交流した消防士が感銘を受けている。大谷、ベン・カスパリウス投手、エメット・シーハン投手が1月30日（日本時間同31日）に米ロサンゼルス近郊の消防署を訪問し、山火事に対処する消防士たちを激励。消防士は球団からの寄付金35万ドル（約5400万円）よりも「意味深い」ことを明かしている。

　米カリフォルニア州地元局「KTTV」公式YouTubeチャンネルは、当日の様子を伝えるニュース映像を公開。その中で、ロサンゼルス市消防局（LAFD）の消防司令を務め、同局広報でもあるアダム・バン・ジャーペン氏のコメントを紹介。「この消防署はドジャースファンが多いんです。みんな熱狂的なドジャースファンですよ」とし、選手たちにこのように感謝を伝えた。

「他のスポーツのプロクラブも支援をしてくれますが、ドジャースはLAFDの財団ととても密な関係です。あれほどの金額を寄付してくれたことがとても嬉しいのはもちろんですが、選手たちが直接会いに来て消防士たちと交流してくれたことの方が、より大きな意味がありました」

　ドジャースはこの日、35万ドルをLAFDの財団に寄付した。大谷は背番号17のユニホーム姿で消防士たちと交流。写真撮影にも応え、英語で「あなた方の献身にただただ感謝を伝えたいです。大変な仕事をしてくれてありがとう」と想いを伝えた。他の選手たちも続々と支援活動中。消防士たちにとっては、寄付以上に選手たちとの交流が心に響いたようだ。（THE ANSWER編集部）