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「井上尚弥戦で精魂尽き果てた疑いも」 世界返り咲きフルトンを米記者称賛「醜い試合だが…」

THE ANSWER / 2025年2月2日 13時33分

世界王座返り咲いたスティーブン・フルトン(左)【写真:Getty Images】

■WBC世界フェザー級タイトルマッチ

 ボクシングのWBC世界フェザー級タイトルマッチ12回戦が1日(日本時間2日)、米ネバダ州ラスベガスで行われ、同級2位スティーブン・フルトンが王者ブランドン・フィゲロア(ともに米国)に3-0の判定勝ち(116-112×2、117-111)した。2023年7月に井上尚弥(大橋)に敗れて以来の世界戦。2階級制覇で世界王座返り咲きを果たした。戦績は30歳のフルトンが23勝(8KO)1敗、2度目の防衛戦だった28歳のフィゲロアが25勝(19KO)2敗1分。

 序盤から激しく拳が交錯した。前に出るフィゲロアに対し、フルトンが冷静にさばく展開。体を寄せられる場面が目立ったが、アッパー、フックなどを当ててポイントを奪った。パンチの着弾数でも圧倒したまま終盤へ。見せ場が少なく客席からブーイングも響いたが、頭をつけてくる王者にパンチを返し続けた。

 米国ボクシング記者協会員のショーン・ジッテル氏はXを更新。「フルトンを大いに称えたい」と拍手を送り、「これは醜い試合だったが、イノウエ戦で精魂尽き果ててしまったのではないかと疑問に思う人もいた。彼はアンダードッグとして試合に挑み、明らかな勝利を収めた。序盤からフィゲロアを圧倒し、その後インサイドで度胸を見せた」と王座奪取を称賛した。

 フルトンは2021年11月にWBC&WBO世界スーパーバンタム級王座統一戦でフィゲロアと対戦。WBO王者のフルトンがWBC王者フィゲロアに2-0で判定勝ちし、王座を統一した。しかし、23年7月に井上に8回TKO負けで王座陥落。昨年9月の再起戦で勝利を収め、再起後2戦目で世界王座返り咲きを狙っていた。

 井上は1月24日にスーパーバンタム級の4団体防衛に成功。今年は同級で2試合した後、年末にWBA世界フェザー級王者ニック・ボール(英国)に挑戦し、スーパーバンタム級に戻すプランを明かしていた。いよいよフェザー級で戦う可能性が本格的に浮上したため、この日の試合結果も注目されていた。(THE ANSWER編集部)

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