世界Jr.入賞2回、韓国の19歳女子フィギュア選手が電撃引退 「私の全部だったスケートを脱ぎ、違う人生を」

ウィ・ソヨンがインスタグラムで引退を発表【写真：荒川祐史】

■昨年11月のNHK杯でも女子シングル7位のウィ・ソヨン

　フィギュアスケートの世界ジュニア選手権で、2度のトップ6入りを誇る韓国の19歳ウィ・ソヨンが4日、自らのインスタグラムで電撃引退を発表した。3月15日の20歳の誕生日を前に下した決断だ。

　ウィ・ソヨンは、幼少期からの成長がわかる競技中の写真など20枚を添えて、自身のインスタグラムに「15年間続けてきて、私の全部だったスケートを脱ぎ、違う人生を始めることにしました」と引退の弁をつづった。

　続けて「とても苦しい時間も多く、辞めたかったことも多いけれど、横にいて私を助けてくれた先生たち、おかげでここまで来られて力を出せました。引退を決めるまでは何度も悩み、悩みぬきました。私の新しい人生も、いつも応援していただければ有難いです」と、支えてくれたコーチへの思いを述べた。

　またファンに向けても「この間、私を助けていただいてありがとうございました。本当に大きな力になりましたし、つらい日にもおかげで持ちこたえることができました。応援してくれて本当にありがとう」と感謝している。

　ウィ・ソヨンは2019-20シーズンの世界ジュニア選手権で女子シングル6位、21-22シーズンの同大会でも5位。シニアで活動を始めてからも、昨季中国・上海で行われた四大陸選手権で5位など世界の上位で戦い、今季は昨年11月に東京で行われたNHK杯で7位に入っていた。（THE ANSWER編集部）