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女子高生相手に「お前、ちょっと手加減しろよ」 賛否両論ある全力勝負をイチローが貫く理由

THE ANSWER / 2025年2月6日 8時13分

賛否両論ある全力勝負をイチロー氏が貫く理由とは【写真:中戸川知世】

■イチロー氏が明かす指導“哲学”

 米大リーグのマリナーズなどで活躍し、日本人初の米野球殿堂入りを果たしたイチロー氏が5日、都内で行われたワコールが展開するコンディショニングウェアブランド「CW-X(シーダブリュー・エックス)」の新商品発表会に登場した。殿堂入り後、日本でのイベント登壇は初。子供たちに野球の指導をする際には「全力を見せるようにしている」と自身の“哲学”を明かした。

 アドバイザリーパートナーを務める「CW-X」の製品をまとって登場したイチロー氏。この日は自身がキャプテンを務める「Team CW-X」の副キャプテンの福士加代子さん、スポーツ クライミングの石井未来、小倉紗奈に加え、新メンバーの演出家・野田秀樹氏と登壇した。

 MCの三田友梨佳さんから、子供たちに指導をする上で意識していることを問われたイチロー氏。「確かに難しいです。レベルもそれぞれ違うし、すごく悩むところ」とした上で、「僕は全力を見せるようにしています。僕の全力を見せることで、プロってこういうものなんだよって。中学生であろうと小学生であろうと、その時の全力のパフォーマンスを見せます」と“哲学”を明かした。


ワコール「CW-X」の新商品発表会でコメントするイチロー氏【写真:中戸川知世】

 イチロー氏が全力でプレーすれば子供たちは十中八九、敵わない。それでも、自らが子供たちに合わせるのではなく、感じ取ってもらうことで次世代の成長を促す。「それが大事なことだと思っているので。あまりレベルに合わせて自分のパフォーマンスを落とすということはしないようにすごく意識している」と意図を説明した。

 女子高校生の選抜チームとも毎年エキシビションマッチを行っているが、そこでもイチロー氏は“ガチ”だ。「お前、ちょっと手加減しろよ……という声はある」。賛否両論というが、軸はブレない。「そうする(手加減する)と彼女達のレベルがどうなってきているかを測れない。僕らが全力でやるからそれは測れるわけなんですよ。だからそれを基準にするのは分かりやすくて、響きやすいと思います」。全力勝負にこだわる理由がここにあった。

 さらに「それをやっておくと、僕もやらなきゃしょうがないでしょう。1週間だけ練習してやったって身体をぶっ壊すだけなので」と自らを継続的に、厳しく鍛えることにも繋がると語った。年を重ねるほど全力でプレーする機会は減るのが一般的。だからこそ「常にやっていなきゃいけないんですよ」と説いた。(THE ANSWER編集部)

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