1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. 野球

「イッペイの件もそうだが…」 賭博騒動でMLB審判が解雇、2043安打男が忠告「そんな友人は締め出せ」

THE ANSWER / 2025年2月7日 5時43分

パット・ホバーグ【写真:Getty Images】

■野球賭博していた友人とアカウントを共有していた審判が解雇に

 米大リーグの審判がスポーツ賭博に関与していたとされ、波紋を広げている。MLB機構は3日(日本時間4日)、MLB審判会との労使協定手続きにのっとり、38歳のパット・ホバーグ氏を解雇。野球に賭けていたプロポーカー選手とブックメーカーのアカウントを共有していたという。通算2043安打の元選手は「アカウントにアクセスできる友人は持つな」と忠告している。

 MLB公式サイトによると、38歳のホバーグ氏に対する調査が始まったのは2024年2月。MLB機構が公認のスポーツ賭博管理者から通報を受けたのがきっかけだった。ホバーグ氏の名前でスポーツ賭博用のアカウントが開設され、そのアカウントと紐づけられた電子機器が、野球賭博を行っていた別の個人アカウントとも紐づいていたという。

 ホバーグ氏は野球に賭けたことはないと否定。MLBの調査でも、野球賭博や試合の結果を操作する行動の証拠は見つからなかったという。しかし、「プロポーカー選手であり、野球に賭けたことがある友人と合法的なスポーツ賭博アカウントを共有したこと、その友人との複数のメッセージを削除し、MLBの調査を妨害したこと」を理由に、MLBは2024年5月に同氏の解雇を決断。同氏は不服申し立てを行ったが棄却され、今月3日に解雇が発表された。

 2022年のワールドシリーズ第2戦では、MLB球審の判定データを扱う米専門アカウント「アンパイア・スコアカード」の計測でストライク判定の誤審が1つもない“完全試合”を達成したことが話題に。球界屈指の正確性を誇る審判として評判だった。米野球専門ポッドキャスト「ファウルテリトリー」は「MLBの賭博スキャンダルで審判が解雇」と題し、一連の騒動を特集した。

 メジャー通算2043安打のAJ・ピアジンスキー氏は「野球に賭けるな、以上」としつつ「なぜ誰かとアカウントを共有したりするんだ? 銀行や携帯電話、いかがわしいアプリなどでパスワードなどの個人情報を共有するな、というのは最初に教わることじゃないか」と疑問を呈した。捕手としてヤンキースなどメジャー9球団を渡り歩いたエリック・クラッツ氏も「彼は信頼を壊した。2026年になっても彼が戻ってくると考えるのは難しい」との見解を示した。

 ピアジンスキー氏は、ドジャースの大谷翔平投手の銀行口座から資金を盗み、違法賭博に関与したとされる水原一平元通訳にも言及。「ショウヘイやイッペイの件もそうだが、あなたのアカウントにアクセスできる友人を持つな。もしそんな友人がいるなら、締め出さないと。そうじゃないと、何か起こった時に影響を受けるのはあなたの人生だ」と忠告した。(THE ANSWER編集部)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください