カネロVSクロフォード、合意→48時間後に中止→翌日合意と米報道が二転三転 リング誌「驚くべき展開だ」

カネロ（左）とテレンス・クロフォード【写真：ロイター,Getty Images】

■米専門誌「ザ・リング」が報じる

　世界で最も権威あるボクシングの米専門誌「ザ・リング」は6日（日本時間7日）、世界スーパーミドル級3団体統一王者の“カネロ”ことサウル・アルバレス（メキシコ）とWBA世界スーパーウェルター級王者テレンス・クロフォード（米国）が対戦に合意したと再び報じた。9月に米ラスベガスで対戦することに合意と3日（同4日）に報じられたが、2日後に中止と報道。二転三転の展開となっている。

　3日に米メディア各社が両者の対戦合意を報じていたが、5日にザ・リング誌公式Xが「計画されていたカネロ・アルバレスvsテレンス・クロフォードの戦いは中止になった」と速報。夢の頂上決戦はわずか48時間で一度は消滅したと伝えられた。

　ところが6日、同誌は「カネロがリヤド・シーズンと大きな4試合の契約に合意――詳細が明らかに」との見出しで記事を掲載。「思いがけない驚くべき展開だ。トルキ・アラルシク（リヤド・シーズンのトップであり、サウジアラビア総合娯楽庁の長官）が木曜日の夜、リヤド・シーズンとメキシコのスーパースター、サウル“カネロ”アルバレスの間で4試合の契約に合意」と報じた。

　4試合の契約の中にはクロフォード戦も入っており、最初の報道通り9月にラスベガスで開催されると伝えられている。

　さらに同誌は「カネロが5月3日にインフルエンサーのジェイク・ポールと対戦することに合意する間近だという噂が渦巻き始めた」と一度中止報道が出た理由を説明。最後に「木曜日はボクシング界にとってワイルドなジェットコースターだった」と記している。（THE ANSWER編集部）