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流れを変えた代役コーチの一言「全員で徹底して取り切ろう」 シャンソンがENEOSとの接戦制す【女子バスケ】

THE ANSWER / 2025年2月8日 9時28分

両軍最多の21得点を記録したシャンソン・吉田舞衣(14番)【写真提供:Wリーグ】

■大樹生命 Wリーグ ユナイテッドカップ 2024-25 ファイナルステージ

 女子バスケットボールのWリーグは7日、神奈川・横浜武道館でユナイテッドカップ・ファイナルステージの初戦が行われ、シャンソンがENEOSに72-63で勝利した。昨季リーグ覇者・富士通が待つ準決勝に進出。接戦の流れを変えたのは、ハーフタイムで代役コーチがかけた一言。リバウンドとこぼれ球を徹底的に取り切る意識で全員が手を伸ばし、勝ち星も掴んだ。

 リング下の競り合いが勝負を分けた。一進一退の攻防となった前半。シャンソンは36-33ながらペースを掴めなかった。オフェンスリバウンド(OR)とルーズボールの獲得に苦戦。ハーフタイムに檄が飛んだ。「全員で徹底して取り切ろう」。体調不良の中川文一ヘッドコーチに代わって指揮を執った濱口京子アシスタントコーチのかけ声が流れを変えた。

 前半は相手より2本少ない7本だったORが、後半は17本に急増。総数は相手を10本上回った。ディフェンスリバウンドは30-31と差がつかなかったが、こぼれ球を全員で追いかけ、速攻に繋げた。両軍最多の21得点に加え、10リバウンドを記録した吉田舞衣は「我慢する時間が長かったけど、自分たちのペースを取り戻すことができた。リバウンドで数を取れたことが良かった」と胸を張った。


代役として指揮を執った濱口京子アシスタントコーチ【写真:編集部】

 相手の3ポイントシュート試投数を減らすプランだったが、結果的に自軍より7本多い32本の試投を許した。それでも成功率は21.9%止まり。主将の佐藤由璃果は「(相手のシュートが)入ってなかったことに助けられた」としつつ、「その後のリバウンドをしっかり取り切り、攻撃に繋げられた。後半は守備からの速攻という自分たちがやりたいことをしっかりできた」と振り返った。

 オータムカップに代わって今季から始まったカップ戦。Wリーグ全14チームに加え、2025-26シーズンから新規参入する三井住友銀行も参加している。昨年9月のグループステージを勝ち抜いた4チームと、昨季リーグを制した富士通でファイナルステージが争われる。8日の富士通戦へ、吉田は「相手がどこでも自分たちのやることは変わらない」と女王撃破を見据えた。(THE ANSWER編集部・鉾久 真大 / Masahiro Muku)

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