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大外から直線一気で快勝「クロワデュノールの株が…」 クラシック勢力図は不変、伝統G3で新星現れるか

THE ANSWER / 2025年2月11日 17時3分

サトノシャイニングがデビュー3戦目で重賞初勝利【写真:Getty Images】

■牡馬クラシックの現在地

 9日に京都競馬場で行われたG3きさらぎ賞(芝1800メートル)は1番人気のサトノシャイニング(牡3・杉山晴)が直線差し切って、デビュー3戦目で重賞初勝利を飾った。2着に3馬身差を付ける快勝で、勝ちタイムは1分47秒0。牡馬クラシック路線の勢力図において、トップを走る無敗馬に再び挑戦状を叩きつける内容だった。

 これまで2戦は逃げ、先行で結果を出してきたサトノシャイニング。初コンビとなった西村淳也騎手を背に道中6番手という競馬だった。4コーナー手前では8番手の外というポジションだったが、最後の直線に向くと一気に加速。熾烈な2着争いを尻目に、外を豪快に伸びて一気にゴール板を駆け抜けた。

 父・キズナのパワーとキレを感じさせる動きで堂々の重賞制覇。2着に牝馬のリンクスティップが入り、朝日杯FS3着のランスオブカオスが3着という結果で、ハッキリと世代トップクラスの実力を見せつけた。前走のG2東京スポーツ杯2歳ステークスでクロワデュノールの後塵を拝する2着に敗れたとはいえ、0.1秒差の接戦。その後、無敗でG1ホープフルステークスを制して最優秀2歳牡馬に選出されたクロワデュノールへの挑戦権を改めて得た格好だ。

 牡馬クラシック路線はクロワデュノール中心で動かず。サトノシャイニングがこれに迫り、G3京都2歳ステークスを勝って骨折休養中のエリキング、ホープフルS2着のジョバンニや朝日杯FS2着ノミュジアムマイルがこれに続く形は変わっていないようだ。ネット上のファンからも「クロワデュノールの株が上がった」「新星は出てこなかったね」といった声が上がっている。

 その勢力図を一気に変えそうなレースが、16日に東京競馬場で行われる伝統のG3共同通信杯(芝1800メートル)。過去10年の勝ち馬ではディーマジェスティ、エフフォーリア、ジャスティンミラノといった3頭の皐月賞馬が誕生し、2着馬からもドゥラメンテ、ジオグリフが皐月賞を勝っているように、近年クラシックに直結するレースとなっている。

 今年は東スポ杯2歳Sで3着のレッドキングリー、前走1勝クラスで鮮やかな追い込みを決めたリトルジャイアンツが出走予定。その中で注目は、1戦1勝のドゥラメンテ産駒、ネブラディスク。管理するのは福永祐一調教師、鞍上は武豊騎手、オーナーはディープインパクトやキングカメハメハなど数々のG1馬を所有した金子真人氏(名義は金子真人HD)という組み合わせが地殻変動を起こすことができるか。(THE ANSWER編集部)

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