グリーンスムージーはなぜ体に良い? 葉野菜で特に優秀な素材は「モロヘイヤ」

THE ANSWER / 2019年5月22日 17時3分

グリーンスムージーはどんな素材で作ることがベストなのか

■連載「働く人の食事術」―これからの季節にぴったりのグリーンスムージー

 忙しく働く大人世代が日常のパフォーマンスを上げる方法を“食”から考える「THE ANSWER」の連載「働く人の食事術」。Jリーグやラグビートップリーグをみてきた公認スポーツ栄養士・橋本玲子氏が日々のパフォーマンスを上げる食事術を指南する。

 最近、一般的になったグリーンスムージー。野菜と果物をミキサーで混ぜ合わせて簡単に作ることができ、コンビニでも手軽に買うことができる。「体に良い」というイメージが強いがどんな素材で作ることがベストなのか。橋本氏がアドバイスする。

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「ダイエットや美容に良い」と、女性を中心に人気のグリーンスムージー。特に暖かい季節になると、朝食をグリーンスムージーに切り替える方が多くなるようです。

 グリーンスムージーとは、生の葉野菜(グリーン)と果物、そして水をミキサーで混ぜ合わせたドリンク。牛乳やヨーグルト、アイスクリームなどを使わない点が、従来のスムージーとは異なります。

 多くの現代人の体は、食物繊維やビタミン、ミネラル類が不足しています。これらは野菜や果物に多く含まれているため、いろんな野菜と果物を手軽に、そしてたっぷり摂れる点で、グリーンスムージーはおすすめ。しかも、ジューサーと異なり、搾りかすを捨てないので、食物繊維の量も多く、繊維が残っているため、噛みながらゆっくり飲めるのも良い点。唾液が分泌されて、消化吸収もアップします。また発汗とともに体外に排出される水分と電解質もチャージ。これからの季節にはぴったりの飲み物です。

 栄養面から考えると、グリーンスムージーの素材選びのポイントは2つ。1つ目は、旬の野菜や果物を1個は加えること。季節の食材はビタミンやミネラルの量が豊富で栄養価が高いからです。2つ目は、特に現代人に不足しがちな栄養素を加えること。具体的にいうと、カルシウム、鉄が代表的です。

■「朝食はグリーンスムージーだけ」はOK?NG?

 葉野菜で特に優秀なのは、モロヘイヤ。カルシウムや鉄、そしてビタミンAの含有量はダントツに多い。ドロッとした食感が気にならない方にはおすすめです。また、小松菜や青梗菜もヨシ。この2つはカルシウムが豊富な上、味にクセがないので、初心者の方でも使いやすいと思います。

 野菜や果物の良さは、未知の栄養成分もいっぱい含まれている点です。ビタミンやミネラルはサプリメントでも摂れますが、特定の栄養素しか摂取できません。野菜や果物は、よく知られている栄養素と、まだ私たちが知らないファイトケミカルなどの成分を一緒に摂れることで、体に良い影響を与えている可能性がとても高い。特にグリーンスムージーは、食べられるものは皮や種もついたまま使うのが基本。素材の持つ栄養素を、文字通り丸ごといただけます。

 さて、女性は特に、朝食はグリーンスムージーだけですませる方が多いと思いますが、一食のバランスで考えると、タンパク質が圧倒的に足りません。

 タンパク質が足りないと、血液や筋肉の材料が不足し、腹持ちも悪くなります。できれば、ゆで卵やチーズ、ヨーグルトを一緒に食べると、タンパク質や脂質も加わり、よりバランスの良い朝食に整いますよ。(長島 恭子 / Kyoko Nagashima)

長島 恭子
編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビューや健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌などで編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(共に中野ジェームズ修一著、サンマーク出版)、『つけたいところに最速で筋肉をつける技術』(岡田隆著、サンマーク出版)、『カチコチ体が10秒でみるみるやわらかくなるストレッチ』(永井峻著、高橋書店)など。

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