井岡一翔は「無類の存在だ」 国内初4階級制覇を米メディアも称賛「歴史的勝利」

THE ANSWER / 2019年6月20日 8時13分

日本人初の4階級制覇の快挙を達成した井岡一翔【写真:荒川祐史】

■日本人ボクサー史上初の4階級制覇に海外メディアも熱視線

 ボクシング元世界3階級王者のWBO世界スーパーフライ級2位・井岡一翔(Reason大貴)が、日本人初の4階級制覇の快挙を達成した。19日の同王座決定戦(千葉・幕張メッセ)で同級1位アストン・パリクテ(フィリピン)に、10回TKO勝ち。世界戦通算15勝とし、元WBA世界ライトフライ級王者・具志堅用高(協栄)を超える日本人単独最多となった。じわじわとプレッシャーをかけ、最後は鮮やかに倒し切った井岡。海外メディアも「無類の存在」「歴史的勝利」と快挙を称えている。

 2年2か月ぶりの日本での試合。クレバーな井岡は健在だった。序盤は相手の距離では戦わず、じっくりと距離を測った。7回には一気に出てきた相手と打ち合いひやりとさせられる場面もあったが、相手の勢いが落ちてきた終盤にペースを取り戻した。

 9回、左のボディーからフックと巧みなコンビネーションを披露。そして10回も右フック、左ボディーで攻める。すると、カウンター気味に右ストレートを一閃。ぐらついた相手を連打で攻め立てロープに追い詰めたところでレフェリーが試合を止めた。

 勝負所を逃さず、鮮やかな集中打で仕留め切った井岡。海外メディアも4階級制覇の偉業をたたえている。

■「10ラウンドで沸点に達した。パリクテは立ち直ることはなかった」

 米ボクシング専門メディア「ボクシングシーン.com」は「カズト・イオカが10ラウンドでアストン・パリクテを下し、歴史的勝利」と題して試合をレビューしている。

 圧巻のフィニッシュを決めた第10ラウンドについては「10ラウンドで沸点に達した。パリクテは左のフックに圧倒され、立ち直ることはなかった。イオカは全力で立ち向かい、立て続けにパンチを繰り出した。一方的な攻撃であり、レフェリーのケニー・シュバリエはさらなる攻撃からパリクテを救った」とレポート。

 そして「イオカは現在、無類の存在だ。彼はキャリアが重要な分岐点にある中で日本初の4階級制覇を成し遂げた」と日本ボクシング史に残る快挙を伝えた。

 強豪がひしめくスーパーフライ級のベルトを巻いたことで、海外からも熱い視線を浴びることになりそうな井岡。天才ボクサーが30歳になって、再び世界のトップに舞い戻ってきた。(THE ANSWER編集部)

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