【ラグビーW杯】BBC特派員が感銘を受けた「日本の慣習」 日本文化は「我々に多くの事を教えてくれる」

THE ANSWER / 2019年10月9日 18時3分

観客へのお辞儀やゴミ拾いなどの日本文化が大きな話題を呼んでいる【写真:荒川祐史】

■英BBCスポーツのグレイ記者が魅了されたのは他者への「リスペクト」

 感動の熱戦が続くラグビーワールドカップ(W杯)日本大会。観衆へのお辞儀、ロッカールームやスタンドのゴミ拾いなど、参加チームやファンは日本文化を実践し、大きな話題を呼んでいる中、英公共放送BBCも「日本大会で我々が愛した事」と特集。「尊敬」という日本の美徳を称賛している。

 アジア初のワールドカップ。特派員として日本で取材活動を続けるBBCスポーツのベッキー・グレイ記者は今大会で最も魅了された部分について、「リスペクト」を挙げた。

「日本文化は尊敬という部分について我々に多くのことを教えてくれる。電車では乗車中に携帯電話を使わないよう旅客に想起させるサインが目立ち、試合当日にはファンに他の旅客に不快な思いをさせないように英語で伝えてくれる」

 交通機関で他者に対する思いやりの作法を実感したというグレイ記者。選手も日本の美徳を体現している。

「他者を尊敬するという崇高な価値観はピッチ上にも反映されている。チームは試合後もピッチを一回りし、スタジアムの全てのサイドでお辞儀をする。これは感謝を示す時の日本の慣習なのだ」

■参加チームも日本の文化を取り入れ実践

 ノーサイドの笛が鳴ると、ピッチ上でお互いの健闘を称え合ったフィフティーンは惜しみない声援を送ってくれたファンに感謝の気持ちを態度で示す。日本大会ならではの光景だと同記者はいう。

「ピッチの裏側でもチーム同士の数々のリスペクトが存在した。ニュージーランドはカナダを63-0で撃破したあと、彼らをロッカールームに誘った。試合後にビールで乾杯したのだった」

 試合後のお辞儀を今大会で真っ先に実践したオールブラックス。3連覇を目指す覇者が対戦相手に向けたリスペクトの気持ちも、高く評価されている。

 試合が終わればお互いを称えあうのがラグビーの文化だが、それに加えて、より深く相手への敬意を払う日本文化に、英国から来た特派員も感銘を受けている様子だ。(THE ANSWER編集部)

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