メンバーの猟銃自殺写真がアルバムジャケットとして一般に流通!? 怖すぎるブラックメタル界

tocana / 2013年12月8日 11時0分

 アルバムジャケットのデザインはバンドやアーティストの世界観と、さらにそのアルバムの世界観も表すのに重要なものとなっている。

 近年、CDの売上不振が叫ばれるようになって以来、聞かなくなってきてはいるが、「ジャケ買い」という言葉がある。これはアルバムの内容や音楽性を知らなくても、ジャケットのデザイン性だけを評価し、買うことを指す。

 デザインによっては、音楽の良し悪しと関係なく購入者を増やすことができるだけの力を持つアルバムジャケット。それゆえ、中にはデザインを優先させるために過激なアルバムジャケットを作成し、発売後に発禁となってジャケットが差し替えられる......なんてこともよく起こる。


■やっちまったジャケットたち

 全世界で3,000万枚近くを売り上げたガンズ・アンド・ローゼスの1stアルバム『Appetite for Destruction』は、発売当初は女性がレイプされた様子をイラストにしたものだったが、随所からクレームが挙がり、あえなく十字架を模したものに変更となったのはHR/HMファンの間では有名な話だ。

 また、過激というわけではないのだが、別の理由で差し替えが行われることもある。プログレッシブメタルバンドであるドリーム・シアターの『Live Scenes From New York』というライブアルバムのジャケットは、「世界貿易センタービルが炎上している」というデザインだったために、発禁ジャケットとなった。ちなみに、このアルバムの発売日はくしくも2001年の9月11日だった。

 ただ注意しておきたいのは、発禁となるのはあくまでも世界規模で売れているメジャーなアルバムだ。マイナーでマニアックなインディーズ、自主制作に近いものになればなるほどジャケットの過激さは増し、発禁などとは程遠くなっていくのだ。
 
 ではここで過激さを極めたアルバムジャケットを紹介しよう。それは、ノルウェーのブラックメタルバント"Mayhem"のオフィシャルのブートレグライブアルバム『Dawn of the Black Hearts』だ。写っているのはMayhemのメンバーだったヴォーカリスト・デッドの正真正銘の遺体だ。彼は自らの首と手首をナイフで切り裂いてから猟銃で頭を撃ち抜いた。


■デッド(Dead)が死んだ理由

 デッドが自殺した理由は、バンド内の不和が原因だと言われている。しかし、もともとデッドは精神が不安定で自傷行為を繰り返したり、ライヴ衣装を墓地に埋めて墓の臭いをつけたり、自らを墓に埋めて欲しいとバンドメンバーへ懇願するなど死への強い憧れを持つ異常性を持ち合わせていた。だからはっきりとした自殺動機は不明である。ひょっとしたら、死に魅了されていたから死んだ――それだけかもしれない。

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