旅客機がUFOとニアミス! 機長が証言した未知との遭遇の一部始終

tocana / 2014年1月8日 19時0分

 この年末年始を海外で過ごした人も多いことだろう。しかしあなたの快適な空の旅は、未知なる存在に最も接近した時間であったかもしれない、という話題を紹介しよう。今月5日、英国の複数のメディアが一斉に報じたところによると、なんとUFOとニアミスを起こしたと語る旅客機のパイロットがいるようだ。

 実のところ機長は、この件を昨年の7月中に報告していたが、その後、民間航空局のUK Airprox Board(ニアミス調査会)で内容が精査され、結論がようやく今年になって発表されたというわけだ(航空会社名や便名は公表されていない)。そして明らかになった経緯とは以下のようなものだった。

 昨年7月19日午後6時30分ごろ、エアバスA320型機はロンドンのヒースロー空港から西に20kmほどの地点、バークシャー地方の上空を、高度34,000フィート(約10km)で飛行していた。するとその時、コックピットの機長は、機体の左前方から同じ高度でこちらをめがけて飛行してくる不思議な物体に気付く。その物体は、葉巻かラグビーボールのような形をしており、銀色で金属製にみえたという。

 謎の飛行物体は、驚異的な速さでどんどんA320に接近してきたため、機長の脳裏には衝突の不安が走った。そこで機長がとっさに取った行動は、右前方に向けて機体の高度を下げることだった。そのあまりに突然の出来事に、副操縦士に警告を出す時間すらなかったようだ。

 直後に飛行物体はA320のコックピットの上空スレスレの位置を通り過ぎた。機転を利かせた判断によって、寸前のところで何とか空中衝突の危機を回避した機長は、「今のを見たか!?」と副操縦士に確認するが、副操縦士の反応は「いったい何がです?」というものだったという。

 続けて機長は航空管制室にも連絡するが、当時A320の周辺を別の旅客機が飛行していた記録はどこにもなかった。しかし機長自身は、機体からわずか数フィート(1フィート=30.48cm)のところを過ぎていく謎の飛行物体を、はっきりと認識していた。

 今回のUK Airprox Boardによる調査結果では、機長が見た謎の飛行物体が気象観測用ゴム気球や風船であった可能性を否定している。また、機長の報告について「A320型機の機長は、極めて接近した位置を高速で通過した物体を認識し、緊急性も感じていた」としつつ、「推測するしかないが、太陽光の反射がもたらした現象かも知れない」と述べている。そして「太陽光の反射説は理にかなったものであるが、この件に懸かるすべての疑問を払拭することは不可能であると結論付ける」として、断定を避けている。

 ここ日本では、元自衛官の佐藤守氏が『実録 自衛隊パイロットたちが接近遭遇したUFO』(講談社)において、自衛隊パイロットのUFO目撃体験を記録しているが、いまだにそれが本当のUFOだったかどうかは謎のままである。さらに、航空情報に詳しい人からは「飛行高度が高くなればなるほど、酸素が薄くなり、パイロットの意識も幻覚をみやすくなる傾向にある」とも指摘される。

 果たしてA320型機は本当にUFOに遭遇したのか、それとも機長は反射光を目にしただけだったのか、読者のみなさんは今回の状況をどう判断するだろう。
(スポンジ保父)

tocana

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