妊婦のストレスで同性愛者が生まれる!? 世界で議論沸騰中の新説とは?

tocana / 2014年1月21日 7時0分

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 他国と比べてまだまだ遅れた部分は目に付くものの、近年では、ここ日本においても同性愛者の存在は広く社会に受け入れられつつある。テレビで見かけない日はないほど活躍する人物も多い。同性愛者は、一体どの時点で同性愛者であることを生物学的に決定付けられているのだろう。この疑問に対して新しい説が唱えられ、いま海外で大きな話題を呼んでいる。


■新説の内容とは......

 議論に火をつけたのは、オランダ・アムステルダム大学の神経科学者、ディック・スワーブ教授(69)だ。彼は、最新の著作「脳こそ人間のすべて(We Are Our Brains)」において、「同性愛者となることは胎児期に決められる」という説を発表したのだ。

 スワーブ教授の長年の研究によると、妊娠中に様々なストレスにさらされた女性の子どもは、将来、同性愛者になる可能性が高いという。またストレス以外に、喫煙(ニコチン)やドラッグ(アンタフェタミン)の使用といった習慣も、生まれてくる子どもを同性愛者にする可能性を高めるという。

 スワーブ教授は著書の中で、「長らく、育ってきた環境が、私たちの性的指向を決定付けると考えられてきたが、実はそのことを証明するものは何もない」とし、その理由として「レズビアンに育てられたからといって、他の人よりも同性愛者になる可能性が高いわけではないだろう」と語り、「同性愛というものが、その人自身の選択だったという説にも、全く証拠はない。ただの誤解だ」と、あくまでも胎児期に、母親のライフスタイルによって影響を受けた結果であると主張している。では、母親の胎内で起きるどのような変化が、子どもを同性愛者にするというのだろう。

■同性愛者が生まれるメカニズム

 人はストレスを受けると、「コルチゾール」というストレスホルモンが分泌される。スワーブ博士は、この「コルチゾール」こそが、胎児の性ホルモンのレベルや、脳の形成に変化を及ぼすと考えている。また、彼によると、「兄弟であれば、弟の方が兄よりも同性愛者になる可能性が高い」ようだ。女性である母親は、男性の胎児を子宮内に宿す回数が重なるほどに、胎児を異物として認識する免疫が働いてしまうようになり、結果として、胎児のホルモンレベルや脳の形成に影響を及ぼす可能性が高くなるという。いずれにしても、母体が妊娠中に受ける様々な影響が、胎児のホルモンレベルや脳の形成に影響を与えることで、同性愛者が生まれる、ということのようだ。

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