【速報】「実現できる夢」小泉元首相「乱心しなきゃ走れない」細川氏の応援演説 渋谷スクランブル交差点15時の緊張感

tocana / 2014年1月23日 18時30分

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 東京都知事選開示一日目より、早くも各候補街頭演説による訴えが始まり、17日間における争いの火ぶたが切って落とされた。記者の時計で15時06分、細川、小泉の両氏が到着し、多くの人が行き交うスクランブル交差点において演説が始まった。佐川急便の一億円借入問題への記者会見などを経て、出馬表明から8日、異例の告示一日前の正式発表ではあったが、堅い意志に揺るぎは微塵もないようであった。


■乱心でもしなきゃ走れない!!

 オレンジ色のビビッドなネクタイの小泉氏に対し、シックなストライプ柄の細川氏。大勢の報道陣が見つめる中、「田舎ではもう二度と、政治の世界には戻るまいと思っておりました。しかし、世の中黙っていられないことだらけではないですか!だから出てきたんです!」と、開口一番、西郷隆盛の言葉を引用しながら語気を強めた。大量消費社会を形成する経済史上主義を非難し、「欲張りな資本主義」と現代社会を一蹴した。公約の中には、4年間で待機児童を0にするなどある中で、やはり1番の軸は「脱原発」である。なかには、都知事選と原発問題を結びつけることを指摘する声もあるが、自身の体験を通して、「東北の復興が進まない中、東京でオリンピックを開催するというのは多少引け目を感じていました。しかし、開催が決定した今、これは再生エネルギーを用いた、新しい都市形成のファーストモデルとしての東京を作る契機なのだと、高度成長期にあったハードだけでなく、心豊かな東京を作る契機なのだ」と、繰り返し強調した。


 原発以外の諸問題に関しては並々どの候補が扱ってもさほど差異はでないであろう。今回の選挙は東日本大震災を機に明るみになった原発問題への取り組み方が最大の争点となる。出馬表明をした際は、まるでゾンビ扱いされた細川候補であるが、今日の凛とした姿勢からは大いなる生命力が感じられた。「あほと言われようが、馬鹿と言われようがもう後戻りはできない。日本新党結成の時とまさに同じ心境ですよ。まさにドン・キホーテ。乱心だのなんだのって報道されますが、そうでもしてキ●ガイにならければ走れないんです! サミエル・ウルマンの『青春の詩』にあるように、戦う意志さえあれば青年なんです」。約20分の間に細川氏はドン・キホーテさながら堅い決意を訴えかけた。「一億円返せ!」という野次もその決意にかき消されていた。


■小泉首相は...

 応援演説に駆けつけた小泉元首相にマイクが手渡されると、一瞬にして緊張感が走った。大降りなジェスチャーに往年の姿を彷彿とさせる。報道陣の背後からはおばさま方の黄色い声援が飛び、「純ちゃんこっち向いて〜」とアイドル顔負けだ。マイクを持った小泉元首相の演説は全く衰えを知らないという感じだ。「今回の選挙は日本の存亡を問う選挙なのだ。日本人は常にピンチをチャンスに変えてきた。今まさに未曾有の震災の後、そうしたチャンスを与えられているのです。なぜ日本を変えることが出来るチャンスだというのに立ち上がらないでいられようか」小泉氏を頼もしそうに見つめる細川候補。気がつけば、その場は小泉元首相によって支配された。

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