“動物の死骸とゴミ“で作った生々しい人影! 気配すら感じさせる超絶緻密アート!

tocana / 2014年2月2日 21時0分

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 捨てられたゴミの山を見て、今までこのような芸術作品を着想した人がいただろうか。イギリス人アーティスト、ティム・ノーブルさんとスー・ウェブスターさんのコンビは、緻密に組み上げた廃材に光を投射し、映し出された影を作品として発表し続けている。

【作品画像はこちら→http://tocana.jp/2014/02/post_3580.html】

 コンビを組んで17年以上のキャリア持つ彼らは、廃棄された材木やスクラップ後の金属、壊れた工具、タバコの箱、空き缶、さらには動物の死骸や骨までをも収集し、それらを巧みに組み合わせることにより作品を生み出している。

 組み合わされた廃棄物は、それだけでは単なる「ゴミの寄せ集め」のようにしか見えない。しかし特定の強さと角度で照射した光を受けた時、「ゴミの寄せ集め」の本当の姿と、そこに込められた制作者たちの意図が、極めてリアルな影となって浮かび上がる。しかも、その影の生々しさたるや、人物の気配すら感じられるほどなのだ。

 そう、全ては一見無造作なものに感じられるが、実は2人によって何もかもが計算され尽くしているのだ。壁からの距離やゴミの配置、そして光の照射角でさえも、少し狂うだけで影は大きく変化してしまう。ティム・ノーブルさんとスー・ウェブスターさんの作品とは、極めて緻密で繊細なアートであるといえるだろう。

 彼らは、自分たちの芸術について「抽象的なイメージに対して、人間がどのような意味を与えることができるのかを思索するもの」だと考えており、楽しみながら制作に取り組んできたという。実際に「ゴミの寄せ集め」と、それらが映し出す影の間からは、意味のつながりを読み取ることができる。

 彼らの作品はオフィシャル・サイト(http://www.timnobleandsuewebster.com/)でも多数公開中だ。「ゴミの寄せ集め」から浮かび上がる影の生々しさと繊細さ、そしてそこに込められた意図を、あなたにもぜひ感じ取ってみてほしい。
(グリーン・M)

tocana

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