なぜ人は人を殺してはいけないのか? 東野幸治の答えが秀逸!

tocana / 2014年2月11日 8時0分

 日進月歩で芸事を磨き続ける者だけが生き残れるお笑いの世界。新人の競争率は高く、メディアに露出できる者は一握り。そしてメディア露出後に活躍し続けられる者となると、さらに少なくなってしまう。

 そんな過酷な芸能界で長年生き長らえてきた月亭方正(旧芸名:山崎邦正)が、ネットニュースサイト『THE PAGE』(ワードリーフ株式会社)のインタビューに答えた際、非常に気になる発言をしていたことが分かった。

 2008年に月亭八方に弟子入りを志願し、落語家としても活躍するようになった方正は、そもそもなぜ落語家を目指したのか。その理由には、同じお笑い芸人の東野幸治が深く関わっていたというのである。


■東野という男が見ている世界は、私たちのそれとは根本的に異なる?

 芸人。東野幸治。大阪時代からダウンタウンの番組に頻繁に出演し、そのダウンタウンが東京進出後、ほどなくして自身も東京で活躍するようになった。一見、冷徹そうにしか見えない猛禽のような目。大御所タレントにも物怖じせずに発言する空気の読めなさ。そして、何よりかた焼きそばかと見まごうばかりの見事な天然パーマが特徴的な人物である彼は、ファンの年齢層が30代から40代に集中し、しかもほとんどが男性ということもあり、「好感度ピンポイント芸人」としてのポジションも確立している。

 ある時、そんな彼が、芸人として中堅どころに差し掛かってなお、自分の芸に自信を持てずにいた方正に「落語見たらええやん」とアドバイスをしたのだという。

 方正はこれまで意識して落語を見たことがなかったというのだが、試しに桂枝雀を聞いてみたところ、まさに青天の霹靂。自分の目指すべきものがそこにあったことを痛感した。こうして現在では芸名まで月亭に改めるほどに落語にハマッてしまったわけである。

 また、方正はインタビューの際にこんな話もしている。ある晩、東野と一緒に飲んでいた時のこと。一体なぜ、人は人を殺してはいけないのか、その理由を考える機会があったのだという。方正は当然のように、モラルに反することであり、理性がある人間がそんなことをしてはいけないという旨の言葉を口にした。

 恐らくほとんどの人が似たようなことを考えることだろう。しかし、一方で東野の答えは実に簡潔なものだった。

「そら、人間が滅びるからやろ」とだけ答えたのである。この時方正は、東野は物事を俯瞰で捉えて判断する能力があるのではないかと考えるようになったということだ。

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